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November 05, 2004

生き延びた12人の女性が飾るColondar 2005

colondar 2005

スリムな女性たちのお腹が映っているこの画像、不思議な点がいくつかあるのに一目でお気づきだろうか?

まず、カレンダーの表紙のようなのに“The 2005 Colondar”と書かれている。そして、右端の女性のお腹には、手術痕らしきものが見える。

英語のcolonには、記号のコロン(:)の意味もあるが「結腸・大腸」の意味もある。“Colondar”とは、colonとcalendarを掛け合わせた造語なのだ。

モデルの女性たちは、実は、結腸・大腸癌を克服した人たちなのだ。20代から30代の女性11人と49歳の女性1人が月別にモデル役を演じている。カレンダーを作成販売しているのは、結腸・大腸癌に対する意識を高めることを目的に活動しているColon Clubという非営利組織。

Colondar 2005は、Colon Club Web サイトから15ドルで購入できる。

11月のモデルたとえば11月のカレンダーを飾っているのは、右の写真のエリカ・クレイツァーさん。彼女は学業に伴うストレスから22歳で大腸癌を患った。癌とわかったとき、既に大腸から肝臓にも癌が転移していて、助かる望みはほとんどないと言われた。

エリカさんは、大腸の一部と肝臓の60パーセントを切除する手術を受けた。体内に2つのポンプを埋め込んで肝臓に直接投薬する薬物療法も受けた。

エリカさんは、医師を驚かせるほどの回復を見せ、大学院に復学してマスターを取得したのである。

エリカさんは現在27歳。既に結婚している。過去4年間、癌は再発していない。Stroud Water Research Centerという研究組織で仕事に情熱を注いでいる。


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2004 11 05 | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック

November 04, 2004

「知っている人」が惨殺される映像を見てしまったからなのだ - サイコテロとしての側面

筆者も実はそうなのだが、ogrish.comなどのサイトで過去の処刑映像を見たことがある人も少なくはないだろう。はっきりいって、映像の鮮明さや撮影アングルなどについては、香田さん殺害映像よりもっと残酷なものがある。

最近殺害された体格のよいアメリカ人男性の斬首シーンは、切断された気管から息が漏れる音が聞こえたり、斬首された後も体の筋肉が痙攣するなど、筆舌に尽くしがたいむごたらしさである。

だが、見終えた後のショックは香田さんビデオの方がはるかに大きい。単に彼が日本人だったからというだけではない。

香田さんの生前の映像を私たちは何度もテレビを通して見ていた。香田さんは、私たちにとって「知っている人」だったのだ。「知っている人」が殺される映像が与える衝撃が「知らない人」のものと比べ物にならないほど大きいのは当然である。

先日、アルジャジーラはアイルランド国籍の人質女性が命乞いしている映像(殺害映像ではない)をオンエアしないことを表明した。映像が“生々しすぎる”というのがその理由である。というか、殺害映像は、人質が生きている姿を映した映像とセットになってこそ、敵国の国民に与える精神的打撃が大きくなるものとして設計されているのだろう。

殺害映像の「威力」を大きくするには、生前の姿を敵国国民にたっぷり見せておく必要があるということを犯行グループは知っているのだろう。

「知っている人」が殺されたと私たちは感じている。多くの人は、自分探しの旅に出ていたという香田さんのことを自分たちからそんなにかけはなれた人物ではなかったように感じているのではないか。これは世代を問わない。

同じ年頃の息子を持つ世代なら、自分たちの息子と重なる部分もあるだろう。30代後半〜40代の世代からすれば「自分探しの旅に出ること」を自分たちの青春の一コマと重ね合わせる人が多いだろう。ハイティーン〜30代前半までの世代なら、今まさに「自分探し」をしているところだったりもするだろう。

こんなふうに身近に感じさせてしまったのは、メディアのせいだ。メディア(特にテレビ)が連日のように香田さんに関する情報を流し続けたからだ。だが、いざ殺害映像が公開されてしまうと、「腫れ物」に触るかのような扱いに転じてしまった。

既存メディアの能力を超えた事態だからどうしようもないというのはわかる。しかし、筆者に言わせれば、人質が拉致された時点で斬首映像がネットで流される可能性がきわめて高いことを認識しておくべきだったのだ。

メディアが香田さんの素顔やプロフィールを無遠慮に伝えたのは、テロリストたちに手を貸すようなものだった。日本のテレビ関係者は、このことをわかっているだろうか。アルジャジーラは、気づき始めているようである。

一連の人質殺害事件には、インターネットを利用したサイバーテロという側面(「もはや残虐ビデオ制作が目的化してしまっている」参照)に加え、敵国国民の心に深いダメージを与えるために巧妙に企画されたサイコテロ(心理テロ)という側面もあるのだ。

香田さんの親族の方々にしても、あんなふうに個人情報が流されたことは決して歓迎できないことだったろう。しかし、日本政府の対イラク政策に及ぼす影響に重い責任を感じたからこそ、メディアへの露出を拒まなかったのだろう。本当は、そっとしておいてほしかったはずだ。

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2004 11 04 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック

ライオンをクリスチャンにする作戦は失敗、やっぱり噛まれてしまったよ《不幸中の幸い度6》

台北の動物園で、「お前たちもキリスト教を信仰するのだ」みたいなことをライオンに説教しようとする男が現れた。彼は檻の中に入り、両手を挙げて「ほら、噛めるものなら噛んでごらん」とライオンに呼びかけた。

で、結果は以下のとおり。

大きな雄ライオンが噛み付いたとさ。だけど、飼育係が麻酔銃をライオンに撃ち込んだので大事には至らなかった。

幸い、ライオンたちは食事を済ませた後だった。もし腹をすかしているときなら命はなかった。まさに不幸中の幸いである。しかしながら、自ら進んで檻の中に入ったことを考えると、「不幸中の幸い度」をかなり減点せねばなるまい。

不幸中の幸い度6■■■■■■□□□□

■ News Source: IOL - A Step Beyond - Man tries to convert lions to Jesus

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2004 11 04 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック

禁欲して“一発32ドル” - 倒産寸前の会社を救うために《けなげさ7》

我慢するのが大変です四駆を生産しているKampulungというメーカーがルーマニアにあるらしい。筆者は初耳だし、ネットで検索しても、KampulungなるメーカーのWeb サイトはヒットしない。ネタ元記事の誤植かもしれないのだが、ともかくこの自動車メーカーは米ドル換算で千二百万ドル以上の負債を抱えて倒産寸前なのだ。

社員たちは、工場のすぐ近くに妙な施設があるのに気づいていたが、つい最近までその施設が会社の起死回生につながるとは考えもしていなかったという。しかし、誰かが「一発で32ドルもらえる」という耳寄りな情報を聞きつけてきた。そして労働組合一同が(ただし男性社員でないと不可能だが)会社を救うために立ち上がったのである。

男性なのに、一発32ドルもらえる? ふつうは、一発320ドルくらい払ったりするものではないだろうか? どうして?

実はその施設、精子銀行なのだ。“一発分”を提供すると、謝礼として32ドルも支払ってもらえる。労組のリーダーによれば、1000人の男性社員が2〜3ヶ月にわたり定期的に精子を提供すると、負債返済の目処が立つという。

労組のリーダーは、こんなふうにも付け加えている。「負債を返済できるだけでなく、若い労働者が自分の会社とほかのみんなを救うために自分の最善を尽している姿を見ることができるのが何より嬉しい」と。なかなか含蓄が深い言葉である。

無条件で32ドル支払ってもらえるわけではないだろう。量や濃度が基準を満たしていないといけない。基準レベルの量と濃度を確保するために、「無駄遣い」をつつしまなければならないのだ。若い男性社員にとっては、我慢と努力を要することかもしれない。会社を救うために我慢している姿は、けなげに映るかもしれない。ということで評点は・・・・

けなげさ7■■■■■■■□□□

■ News Source: RUSSIA MAKES IT FUNNY - Sperm to the rescue

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2004 11 04 | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック

November 03, 2004

殺害映像を見ないという選択肢

香田さん殺害映像に関しては、おおむね11月1日に予想したとおりの展開になっている。日本のテレビはこの件の報道に関して積極的ではないし、映像を日本のサイトにコピーしてアクセス稼ぎを目論む人も現れた。

筆者はあの映像を見て、その内容の一部始終を冷静に思い出せるが、それでも嫌な気分が昨夜からずーっと続いていて、ブロガシー(ブログ記事を書こうと思っても気力が湧かない精神状態)に襲われている。誘惑に負けて見てしまったはいいが、精神的ショックを払拭できない人が多いのではないか。

下記ブログ記事によると、2ちゃんねるに映像の実況解説が投稿されていたようだ。まだ見ていない人は、実際の映像を見ようとする前に、下記記事の中で引用されている解説を読むほうがいいかもしれない。

「知っている人」が惨殺される映像を見てしまったからなのだ - サイコテロとしての側面 - 11月4日

さて、アルカイダ関連のサイトを紹介した記事がgoogleからハミゴにされたような気がして、さきほど関連記事のうちリンクが入っている部分を別のブログに移動したのだが、今、よく調べてみると、その記事が検索結果に表示されているではないか。早とちりだったかもしれない。(ただ、ランクが落とされているような気がする)。

ま、でも、将来的に何かと問題が生じそうなので、退避用ブログに移動したままにしておこうと思う。

【気分転換になるかもしれない最近の記事一覧】


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2004 11 03 | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

海外ニュースサイトには今のところ香田さんビデオに関する情報なし

アルジャジーラを含め、香田さんの殺害ビデオ公開に言及している記事は、11月3日午前1時現在では見当たらない。おそらく、速報性のないニュースと扱われているのだろう。

われわれ日本人からしたらこんなにショッキングなニュースはないが、もう既に何度も繰り返されてきたことなのだ。

アルジャジーラを見ていると、

タイの仏教指導者が斬首されたとの記事が出ていた。殺害はイラクではなくタイで行われたのだ。詳しいことはチェックしていないのだが、先週、85名ものイスラム教徒が監禁され、窒息死したという事件があった。その復讐のために、イスラム教徒の手により斬首されたという。(Aljazeera.Net - Thai Buddhist chief found killed)

イラクではなくタイで斬首されたのである。この事件もひょっとしたらビデオが撮影されていて、ネットで流されるのかもしれない。もしそうであれば、その殺害にはイスラム過激派やアルカイダが関与していることを意味するだろう。

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November 02, 2004

Shosei Koda beheading video

ニュース番組では多分伝えないだろう。殺害ビデオが公開された。

公開されている場所は、何度か当ブログで言及したサイト。

【関連記事】

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女性キャスターが魅力的であればあるほど男性視聴者はニュースが頭に入らない?《はがゆさ6》

from Naked News欧州の精神分析/心理学関係の協会が行った調査によると、真面目にニュースを伝えたい報道番組には美人キャスターがあまり適していないことがわかった。男性視聴者は、美人キャスターが画面に登場するとニュースの内容を正しく理解できなくなる傾向があるという。

調査対象者1500人のうち、4分の3の男性は、女性キャスターが最初の1分間に何を喋ったかを思い出せなかった。美人キャスターが目に入ると、彼女の容姿や表情、仕草などに気を取られてしまう。番組のハイライトを思い出せると答えた男性は、40パーセントしかいなかった。

キャスターが喋った内容をちゃんと理解できない男性の過半数は、その理由として、美人キャスターの肉感的なくちびるの動きが気になって仕方がないからだと答えている。

比較のため、口紅も化粧もしていない、オタクっぽい雰囲気の男性キャスターが画面に登場した場合についても調べると、全体的な情報をちゃんと理解できた男性が86パーセントに上った。

日本の場合、どんな真面目ぶった報道番組やNHKのニュース番組でも、じゃあだからといって女性キャスターを減らそうなんてことには絶対にならないぞ。そんなことしたら視聴率に響くものね。

あなたが美人女性キャスターだったとしよう。せっかくニュースキャスターとして頑張ってるのに、男性はあなたの伝えている言葉の半分も頭に入っていなかったりする。個人差もあると思うが、とにかく人気が出れば嬉しいわけでもあるから、その点を差し引いて次のように評価しておこう。

はがゆさ6■■■■■■□□□□

ところで、いくら男性キャスターの方が情報が伝わりやすいと言っても、次のサイトで紹介されている男性キャスターたちは論外であろう。あ、でも結構笑える(一部の男性や女性は楽しめる?)ので、ぜひアクセスしてサンプルビデオを見ることをお勧めしたい(18禁とは言えない内容)。


■News Source: RUSSIA MAKES IT FUNNY - Nerds to be TV anchors

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2004 11 02 | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック

インフルエンザ関連ネタ寄せ集め - 「鳥インフルエンザにもタミフルが有効?」など

台風の影響で野菜の価格が暴騰している。キャベツが1玉千円もしたら、お好み焼き屋さんは大変だろう。うちは、あんまり野菜を使わないのでラッキーと思ってる焼き鳥屋さんも少なくないと思われるが、明日は我が身、いやもっと悲惨な目に遭うかもしれませんぜ。鳥インフルエンザがこの冬も日本で流行しそうだから。

ところが、ひょっとしたら、鳥インフルエンザ対策の強力な助っ人が現れたかもしれないというお話や、その他インフルエンザ関連の小ネタを・・・

インフルエンザ特効薬タミフルは鳥にも有効?

ロンドンのQueen Mary Hospitalが行った研究によると、人インフルエンザの症状緩和に素晴らしい効果を発揮する「タミフル(Tamiflu)」が鳥インフルエンザ(高病原性:H5N1型)に対しても有効であることが確認された。(効果がありそうだということは、以前から言われてきたことらしいが)。

タミフルが鳥インフルエンザ蔓延に歯止めをかける「ありえる度」は8ポイントと期待したい。ただ、人インフルエンザに関しても「タミフルで約3割に耐性ウイルスが出現」みたいな話もあるので、あんまり安心できないが。

ありえる度8■■■■■■■■□□

ジャマイカに注射に行こう

米国ではインフルエンザワクチンが不足しているらしいが、カリブ海のジャマイカには、ワクチンがたくさん余っている。そこで、注射と日焼けをセットにしたツアーパックが米国人に好評を博しているという。

ウィルスを撒き散らさないでくれよ!

衛生用品などを販売している Kimberly-Clark Professional社が米国内の従業員を対象に行った調査では、インフルエンザ・ワクチンの不足を心配している人がたったの1パーセントしかおらず、何の心配もしていない人が31パーセントに達した。

かといって、インフルエンザに罹りたいと思っているわけではない。空咳をしている同僚は上司の指示によって帰宅させるべきだと答えた人が34パーセント。咳をしている同僚は特別な保健室か何かに隔離すべきだと答えた人が3パーセント。

インフルエンザや風邪にかかっている同僚がいたら、極力近寄らないようにすると答えた人は37パーセント。出社せずに家で静養しているべきだと面と向かって文句を言う人は15パーセント。人にうつすかもしれないのに会社に出てきた人を嫌悪の目で見ると答えた人は1パーセントだった。

オフィスの中のどの部分にウィルスが最も付着していそうかという問いには、35パーセントが電話機だと答え、29パーセントがドアのノブだと答えた。

まあ、これは米国での調査。日本の場合、通勤列車内での感染って防ぎようがない。実際、日本でもぼちぼちインフルエンザに罹る人が出てきている。

カモは自分は発症せずにウィルスを運ぶ

ちなみに筆者は、インフルエンザを発症したことがない。たぶん感染はしているのだろうが、平気なのだ。周囲が全員ダウンしても筆者だけは無症状だったということを何度も経験している。

さしずめ、鳥インフルエンザウィルスが体内に入っても平気なカモのようなものか。

この鳥インフルエンザウイルスは、ほかの鳥にもうつります。また、同じ鳥でもカモは、このウイルスが体に入っても、病気にはなりません。現在、日本の隣の韓国で、ニワトリの間でインフルエンザが流行しています。韓国でインフルエンザにかかったニワトリの近くにいたカモにウイルスが入り、このカモが日本に飛んできて、山口県の養鶏場の近くに来て、ウイルスが、この養鶏場のニワトリに感染したのではないか、という可能性が考えられるというわけです。 【引用元】NHK週刊子供ニュース - 今週のわからん - 2004/1/17 放送

さて、このブログでは鳥インフルエンザのことを何度か取り上げている。この冬に向けての「仕込み」(検索エンジンからアクセスを呼び込むための)をしてきたつもりでもないのだが。

【当ブログの鳥インフルエンザ関連記事】

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2004 11 02 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック

November 01, 2004

お尻に食い込みません《ナンセンス度5》

ニューデザインパンティラインが透けて見えるのを気にする女性は、Tバックを好む傾向があるが、お尻の割れた部分に食い込むのが不快だと訴える人が多いとか。

そういう悩みを解決すべく考案されたのがこのニューデザイン。画像(クリックすると拡大される)を見るとだいたいわかると思うが、お尻のヒモ部分がない。その代わり、ウエスト部分と同じ弾性素材でできたバンドを太ももに装着する。

パンティの底の部分は、この2つのバンドにつながっている。固定式と、スナップで取り外し可能なタイプの2通りが考えられている。デザインした人は実用性が高いと主張しているらしいが、本当だろうか?

パンティの底部分が途中で切れているのは、いろんな意味で支障がありそうだ。次のように評価しておこう。

ナンセンス度5■■■■■□□□□□

水着にこのデザインを取り入れるのにも無理がありそうだ。

【ネタ元】

  • IOL - Today's New Ideas

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2004 11 01 | 固定リンク | コメント (14) | トラックバック

処刑映像が公開されるのは確実 - 日本人はどう反応するだろうか

今年になってからインターネット上での出現回数が最も増えたキーワードの1つは、「beheading」だろう。同義語として 「decapitation」がある。日本語では「首切り」、「断頭」、「斬首」などが該当する。

「Wikipedia, the free encyclopedia」の「decapitation」の項には、次のように書かれている。

Decapitation, or beheading, is death caused by removing a living being's head. This may be done by hand with an axe, sword, or knife, or by guillotine. In rare cases it may also be the result of an explosion, automobile accident or other violent injury.

生きている状態から首を切断して死に至らしめることを意味する。その手段として、ギロチン、斧、剣、ナイフなどが使用される。

イラク武装勢力に捕らわれた人質が斬首されるシーンのビデオがインターネット上のどこかで公開されると、このブログで何度か言及しているogrish.comに必ず収録される。これまでに公開された斬首ビデオは、すべてこのサイトの“Beheading Video Archives”に保管されている。

どのビデオも原則として無修正で公開されている。これほど胸が悪くなる映像はないだろう。軽い気持ちで見たとしても、後に残るのは、胃の内容物が逆流してきそうな不快感と心臓から頚動脈にかけての血流がやたらと気になるような不安感である。

しかし、私は一通り目を通している。処刑前に人質に最後の言葉を言わせた後、テロリストたちが最後の声明を行い、蛮刀のような刃物で喉側から斬首するというパターンが多い。

香田証生さんの処刑ビデオは、(日本時間)11月1日午後1時半現在でorgishにも収録されていない。だが、これまでの人質殺害の例からして、数日中にビデオが公開されるはずだ。日本人人質だけ特例扱いなんてことはない。

911事件以来、その空虚さゆえに逆に頭の中にこだましてしまう言葉 − 「人命は地球より重い」。

なんと空虚で説得力のない言葉だろうか。日本以外の国にも同じ意味のフレーズはあるかもしれない。だが、筆者が子供だった高度経済成長期には、うんざりするほどその言葉を聞かされ通しだったのだ。

人命の重さなんて石ころ程度にしか考えられていないのが現実ではないか。武装勢力にしても、人質の命と引き換えに日本国政府が対イラク政策を変更するはずがないことは最初から計画に織り込み済みだったはず。単なるプロパガンダのために24歳の若者を処刑したのだ。彼らにしたら、今までどおりの“日常的(routine)”行動パターンを繰り返したに過ぎない。

インターネット上で香田さんのビデオが公開されれば(ほぼ間違いなく公開されるのだが)、日本全国大騒ぎになるだろう。国民にそれを見せまいとしても、上記サイトで簡単に見ることができる。どうせ、ビデオをダウンロードして日本国内の自分のサイトに置いて公開するような輩も現れるだろう。そしてサイト管理人に批難が浴びせられる一方で、サイトのページビューは爆発的に増加するだろう。

米国では、ビンラディンの最新映像が公開されてから、ブッシュ有利に傾いているという。夕べ見た報道番組でも評論家の人が「恐怖ほど国民の心を動かすものはない」と言っていた。

恐怖から解放されるには、逃げるか、戦うかのどちらかしかない。

香田さんのビデオは日本国民の心に間違いなく「恐怖」を植えつける。その恐怖は、どういう方向に日本人を駆り立てるだろうか。イラクから撤退すべきだという世論が高まるだろうか。筆者はその逆に作用するだろうと読んでいる。つまり、イラクへの自衛隊派遣、ひいては自衛隊の存在そのものを肯定する方向に流れていく可能性が濃いのではないかと読んでいる。

蛇足だが、私自身、ビデオの中で処刑に使われている蛮刀を見るたびにフラッシュバックする記憶がある。数人の男たちに背中から羽交い絞めにされ、そのような刃物を喉元にあてがわれた経験があるからだ。中近東ではなくアフリカ南部の某国でのことだった。

今こうしてブログなんぞをやっているくらいなので、無事切り抜けることができたのだが、そのときには、まさか自分が斬首される可能性があるなんて思いもしなかった。たぶん、下手に抵抗すると喉を掻き切られるのだろうなと思いはしたが。

香田さん殺害映像関連記事

【当ブログのイラク/アルカイダ関連記事】

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