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October 26, 2004

eBayで腎臓を手に入れた男性 - 本当に報酬を払っていないのか?《ありえる度3》

デンバー発、今後eBayの屋台骨が揺らぐかもしれないニュース。以前、医療機関で理事を勤めていて、今は引退している58歳のボブ ヒッキー(Bob Hickey)さんという男性が生体腎臓移植を受け、手術はうまく行ったのだが、腎臓の提供を受けた方法に関して疑惑が渦巻いている。

彼がどうやってドナーを見つけたかというと、インターネット上のeBayを使ったのである。米国でも、臓器の売買は違法である。ヒッキーさんは、ドナーに対して臓器の代金を支払っていないと主張している。ドナーに支払ったのは、腎臓摘出手術代と宿泊費をあわせた4800ドルだけだと。

ところが、その話をあまり信用してくれる人がいない。それに、インターネットで腎臓提供者を探すなんて医学上の倫理に反しているという批判が殺到。

執刀に当たったアイガル・カム(Igal Kam)医師も、インターネット経由で入手した腎臓を移植することに自分自身抵抗を覚えたし、周囲からの批判も浴びたし、やっぱりこの手術やめちゃおうかなと考えたほど。しかし、できるだけ早期に腎臓を移植しないと、ヒッキーさんの命が危なかったことから、温情的に手術を決行したのである。

さて、無償で腎臓を譲り受けたことを信用してもらえない大きな理由は、ドナーの前歴。ドナーは、32歳のサミュエル ロバート スミティ(Samuel Robert Smitty)という男性なのだが、麻薬犯罪で逮捕された前科がある。そんな男がはたして無償で腎臓を提供するだろうかと・・・。

当のスミティさんはレポーターからインタビューを受け、こう答えている。「何かでかいことをやりたいと思ってたんだ。普通じゃないでかいことを。でかいことをやる。それが俺にとっては、本当にでかいことなんだ」。

二人を仲介したeBayのメディカル ディレクター、ジェラミア ロウニー(Jeremiah Lowney)さんは、スミティさんの前科は本件に何の関係もないと主張している。「人助けのために腎臓を提供したスミティさんは、本当に好人物ですよ。一度、実際に彼と話してみると、彼が本当に善意だけで、腎臓を提供したことをわかってもらえるでしょう」。

しかし、アイガル・カム医師は、インターネットで見つけた臓器の移植は今後一切引き受けないつもりだと宣言。

ともあれ、ドナーが前科者だからというのが偏見かどうかはさておいて、eBayってオークション サイトのはずだから、疑惑がうずまくのも当然だろう。eBay側でどのような「仲介」が行われたのか、ネタ元の記事には書かれておらず、筆者自身eBayの利用法には不案内なのでよくわからない。

善意だけで自分の腎臓を見知らぬ人に提供しようという殊勝な人物が本当にこの世に存在しうるのだろうか。骨髄移植とは話が違う。筆者の主観で言わせてもらうと、かなり「ありえる度」の低い話だ。3ポイントくらいしかないと思う。

ありえる度3■■■□□□□□□□

被提供者から提供者に報酬が支払われたことが仮に今後発覚した場合、eBayは世界中から批難の集中砲火を浴びることになるのではないか。ネタ元のIOLサイトで、この話がMedicalカテゴリでなくComputers / ITカテゴリに入っているのも何だかそういう事態への発展を暗示しているかもしれない。


■ News Source: IOL - Computers / IT - Controversy over Internet kidney donation

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コメント

投稿者: bucknallvn (Sep 14, 2017 5:06:22 PM)

投稿者: epowerwlq (Sep 23, 2017 2:23:42 AM)

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