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August 25, 2004

不死身になるための施術で死んでしまった《はがゆさ9》

呪術師タンザニアのダルエスサラームでのお話。ある日、男が呪術師のもとを訪れた。男は強盗グループの1人で、警察に追われていた。そして、たぶんこんなやり取りがあった。

「銃で撃たれても刃物で刺されても死なないパワーを俺に与えてくれ」
「そのためには、過酷な儀式が必要になるぞ。お前の皮膚に切れ目を入れ、魔法の薬を刷り込む必要がある。耐えられるか」
「不死身になれるなら、どんな苦痛にも耐えてみせる」
「わかった。では、取り掛かろう」

ところが、皮膚に入れた切れ目が深すぎて動脈に達してしまったのか、男の体から鮮血がほとばしる。祈祷師は男を病院に連れて行くことにしたが、男は出血多量で死んでしまった。

という実話があったらしい。これでは、男を不死身にするための儀式ではなく、男が不死身かどうかを確認するための儀式だったということになる。

もし仮に儀式が「成功」していたとしても、ややこしい結末が待っていそうだ。不死身かどうかを確認するには、実際に撃たれたり刺されたりする必要があるからだ。で、弾や刃物が急所をはずしていれば、男は助かり、やっぱり自分は不死身なのだと確信できただろう。だが、実際には死んでしまう確率が高い。一度助かっても、その次は大丈夫と限らない。

不死身でないことが証明されても、そのとき既に男は死んでいるので呪術師にクレームを付けに行くこともできない。

傍目から見るかぎりは、何ともはがゆい話である。本件の「はがゆさ」は9ポイントと評価しよう。


■News Source: IOL - Africa - Tanzanian man's bizarre quest ends in death
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