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August 29, 2004

先行車両がいたにも関わらず速度違反で捕まる《不公平さ10》

橋昨年の秋のことだが、筆者はいつものように車を運転し、いつも通る橋の上の道路を走っていた。制限速度50キロだが、いつもの車の流れは+20キロほど。先行車両と少し距離が離れていたが、筆者はいつもの流れのとおりに時速70キロ程度で走行していた。先行車両が速度をさらに上げて、遠くに去っていく。そのとき筆者も速度を上げておくべきだったのかもしれない。

橋を渡り終えてしばらくすると、後ろで赤い回転灯が点灯し始め、サイレンが鳴る。まさか自分が取り締まり対象だとは思わなかった。左に避けてパトカーを先に行かせようとしたが、マイク越しに筆者に停車を命じてくるではないか。

「そこを右折してから、左に寄せて停車しなさい」

青い制服を来た警官がやってきて、23キロオーバーですと言い渡した。もちろん筆者は納得が行かない。先行車両を取り締まらずに自分だけ取り締まるのは不公平だと反論し、切符を切らせるわけにはいかないと主張することにした。

すると、相手はそういう選択肢もありますよと冷静に答える。じゃあ、そのための準備をしましょうか。ただし、少し時間がかかりますよ。

筆者はあいにく所用があり、急いでいた。そのことを言うと、警官はほくそえんだ。でも、時間がかかるんですよ。にやにやしながらそう言って、仲間に無線連絡をすると、白バイ2台、パトカーがもう1台やってきた。

数人の警官が停車した筆者の車と停車を命じたパトカー(覆面だった)の停車位置を巻尺で計り始めた。しかも、路肩までの寸法なども測り始める。やけにのろのろした調子で。歩道を歩く人は、いったい何事だという目でこちらを見ている。覆面の後部座席に座らされている筆者はただの違反者には見えなかっただろう。

おいおい、私が違反した(とされる)場所とは関係ないのに何でそんなことする必要があるのかと聞いても、一応、こういうことになってるんですよとしか答えない。ようやく測定が終わると、調書を取りますねと言う。

自分の住まい・家族構成・職業・運転歴から事細かに聞かれ、調書が出来上がるには何時間もかかりそうだった。どれくらい時間がかかりそうですかと聞くと、2、3時間ほど見てもらえますかと答える。時計を見ると、時間に余裕が全然ない。結局筆者は異議申し立てを撤回して、切符を切らせることにしてしまった。

時間に余裕があったなら徹底的に戦ってもいいと思うほど、理不尽な取締りだった。先行車両を取り逃がして、2番目に走っていた筆者を取り締まったのだから。その不公平さは、満点の10ポイントに相当するくらいだ。

さて、イギリスではフィアット・プントのドライバーが185km/hで走行していたとしてスピード違反で捕まったのだが、ドライバー(ロースクールの学生)がその場で切符を切らせず、18ヶ月もの異議申し立て活動の後、速度違反を帳消しにさせたというニュースが伝えられている。(IOL - 185km/h in a Punto? You must be joking!)

フィアット プント彼が勝ったのには、立派な根拠があった。1.2リッターのフィアット・プントは非力な車であり、185km/hでの走行など物理的に不可能だからだ。それを立証するために、彼スティーブ・ルーカスはプロのテストドライバーに自分のプントを運転させ、そのテスト結果を裁判所に提出した。

テスト結果によると、下り坂・追い風の条件下においてすら、彼のプントの最高速度は167km/hだった。

ルーカスの主張によれば、彼は制限速度113km/hの道路を137km/hで走行していたという。速度違反が皆無だったわけではないのだが、結局、彼の違反は安全運転義務違反だけに軽減された。罰則金40ポンドを支払ったそうだ。

よくぞ18ヶ月間も頑張りました。おめでとう。それに引き換え、先を急いでいたとは言え、筆者にはそこまでの根気はなかった。情けない。

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2004 08 29 | 固定リンク

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