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August 31, 2004

見ず知らずの老人を我が家のおじいちゃんとして"養子"に?《ありえる度2》

ローマの風景「当方元音楽教師。じいちゃんがほしい家庭からの連絡乞う。毎月の謝礼あり」ローマ郊外で暮らしている独居老人のジオルジオ・アンジェロッツィさんは、先日、こんな三行広告を新聞に出した。

アンジェロッツィさんは79歳。定年まではクラシック音楽の教師をしていた。1992年に妻に先立たれてからは7匹のネコたちと暮らしている。

この三行広告に予想外の大反響があった。アンジェロッツィさんをおじいちゃんとして迎え入れたいという多数の申し出があったのだ。元音楽教師なら、子供や孫に音楽を教えてくれるのではないかと期待している人が多いという。それに、毎月日本円で10万円相当の謝礼金というのも魅力なのだろう。

連絡をくれた人の中には、アンジェロッツィさん自身のかつての教え子アントネーロ・ベンディッティも含まれていた。アントネーロ・ベンディッティはイタリアでは有名なポピュラー歌手なのである。

「ここまで多くの人たちが私に関心を持ってくれて、ここまで暖かい反応を示してくれるとは予想もしていませんでしたよ」とアンジェロッツィさんは語っている。「でも、忘れてはならないのは、このように寂しい一人暮らしを強いられている老人は、私以外に大勢イタリアにいるという事実です」

かつてのイタリアは、家庭が社会の中心的としての役割を担っていることで知られていた。しかし、近年では、離婚率が増加したり、転勤などで転居を繰り返す家庭が増えたりしたことにより、老人が一人残されることが多くなってきている。

イタリアには、7月や8月になると、その暑さのためにドラッグストアや食料品店が休業し、基本サービスが削減される都市がいくつもある。イタリアが猛暑に襲われた2003年の夏には、4千175人もの老人が死亡したが、その多くはそれらの都市で一人暮らしをしており、たった一人で灼熱地獄に耐え抜かねばならなかった老人たちだったという。

さて、ネタ元の英語記事では、「じいちゃんがほしい家庭」は「family willing to adopt grandfather」となっていた。英語のadoptには、養子にするという意味がある。しかし養子にするのであれば、adopt a child でないとロジックが成立しない。「老人をおじいちゃんとして養子にする」では意味をなさない。

これは一種の逆説的表現のようである。法的にadoptするという意味ではないようだ。

試しにadopt a grandfatherでググってみると、いくつかヒットがあった。そのうち目を引いたのが下記の記事。

これもネタ元記事と同じくイタリアの新聞に載った三行広告を英語化したものなのだが、アンジェロッツィさんとは逆の立場からの求人である。広告主の男性は、自分の家族のおじいちゃんになってくれる老人を探しているのだ。

赤の他人をおじいちゃん(あるいはおばあちゃん)として家庭に迎え入れ、生活を共にすることを望んでいる人がイタリアにはけっこういるようだ。いったん家族の一員になってもらったはいいが、後々、その老人に痴呆の症状が出たり寝たきりになったときにも、ちゃんと介護する覚悟ができているのかどうかはわからない。だが、イタリア人の間では、赤の他人である老人を家族の一員として迎え入れることに対する抵抗感がわれわれほど強くないのかもしれない。

仮にアンジェロッツィさんと似たような境遇の日本の老人が同じような三行広告を出したとしよう。その場合、ぜひうちの家族になってくれという申し出がある「ありえる度」が2ポイント(ほぼありえない)くらいしかなさそうに思うのは筆者だけだろうか。


■ News source: Wanted: Family for lonely Italian pensioner

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5年間で4ヶ月おきに13人産んだと主張している女性《ありえる度1》

近代的なナイロビの都市風景ケニアのナイロビに住むエダー・オデラ夫人は、過去5年のうちに13人の子供を生んだと主張している。仮に「彼女は不妊治療を受けていて、排卵誘発剤の影響により5つ子を2回産んで、3つ子を1回産んだ」というのならわからないでもないだろう。しかし、彼女の年齢は56歳なのだ。5年前ですら、ゆうに51歳だったことになる。

もちろん不妊治療を受けていたはずもない。彼女の主張によれば、4ヶ月おきに子供を1人ずつ産んだという。しかも、男性との性行為を伴わずに生まれた子供も含まれているという。

この話には、イギリスからやってきたギルバート・デヤ牧師とその妻も絡んでいる。牧師は自ら大司教と名乗っており、胡散臭さは満点の10ポイントに相当しそうな勢いである。

デヤ牧師は、閉経後の女性や不妊症の女性でも、悪魔祓いをすれば妊娠が可能になると主張している。デヤ牧師の妻がオデラ夫妻のためにお祈りをすると、奇跡が起こったのだという。

神の仕業によりこの世に生を受けたのだとして、彼らはその子供たちを「ミラクル・ベイビーズ」と呼んでいる。

これが本当なら確かに「奇跡」だ。しかし、当然のことながら「ありえる度」は最低点の1(絶対にありえない)である。ありえない話を真実だと主張する人がいたら、犯罪の隠れ蓑にしようとしているのではないかという疑いが当然のことながら浮上する。

子供の人権問題に取り組んでいる慈善団体からは、チャイルド・トラフィッキング(性的略取を目的とした子供の人身売買)の疑いが指摘された。現地の警察当局が両夫妻(付記参照)の身柄を拘束すると共に、「ミラクル・ベイビーズ」を保護し、DNA鑑定を受けさせることになった。

オデラ夫妻の家にいた13人の「ミラクル・ベイビーズ」(乳児から4歳児まで)に加え、デヤ牧師夫妻の家からも8人の「ミラクル・ベイビーズ」が保護され、その総数は21人に上った。

うち12人の子供たちに対して、DNA鑑定が実施された。その結果は言うまでもない。オデラ夫人とは何の血縁関係もないことが明らかになった。残りの9人に対してもDNA鑑定がまもなく実施される。

地元当局は、4名の容疑者を子供の人身売買の疑いで追求している。この裏には、国際的な人身売買シンジケートが関与していると見られている。悪魔祓いを標榜する本人(ギルバート・デヤ牧師)が実は悪魔だったわけだ。似たようなことは日本でもあるが。

21人の「ミラクル・ベイビーズ」の最年少は生後3ヶ月、最年長は14歳である。地元当局は、報道陣に対し、21人の子供たちのクローズアップ写真を公開した。生後3ヶ月から14歳までの子供が行方不明になっている親がいたら、ぜひ警察署を訪れてほしいと声明している。

これらの写真を見ると、笑っている子供もいる一方で、泣き叫んでいる子供もいる。これらの写真は、ケニア全国の警察署にも配布されている。

その後の続報によると、うち1名、4歳の子供が実の両親に再会できたという。

この話については、また改めて続報を収集し記事を起こすつもりである。

【9月3日付記】

この記事の執筆時には、情報がはっきりしなかったため「両夫妻の身柄」が拘束されたと書いたが、これは間違いでした。デヤ牧師は2年前からケニアに戻らず母国イギリスで活動しているとのこと。この事件に関しては、もう少し全容が明らかになってから別記事を起こします。


【Source/Replated Articles】

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August 29, 2004

満たされないメスのチンパンジーが喫煙で欲求不満解消?《共通性3》

このチンパンジーも喫煙中(写真をクリックするとチンパンジーの珍写真集サイトにアクセスできます)チンパンジーのメスは約40日周期で発情を繰り返し、発情は10日から15日くらい続くという。

中国の鄭州動物園で飼われている13歳の雌チンパンジーは、煙草を吸うようになった。飼育係が与えているのではなく、見物客に煙草をせびるのだ。拒否すると、見物客に唾を吐きかけて悪態をつく。

この雌チンパンジーは、15歳年上の雄チンパンジーと一緒に暮らしている。だが、若い盛りの彼女が発情していても、28歳の彼は何もしてこず、セックスレス状態が続いている。このため、彼女は性的欲求不満に陥っているという。彼女が喫煙に走ったのはそれが原因らしい。(ちなみにチンパンジーの平均寿命は50年ほどといわれている)。

チンパンジーに喫煙させるなんて動物園側の責任が問われそうに見えるが、見物客の喫煙行為を彼女が自主的に真似たのであって、動物縁側は彼女の意志に任せているようだ。

世界の喫煙者11億人のうちの3億5000万人は中国人だという。彼女が感化されたのも止むを得ないことなのかもしれない。

筆者に言わせれば、火の点いた煙草を怖がらないことが一番不思議に思える。ライターと煙草を与えれば、自分で火を点けて喫煙することまで学習するかもしれない。

さて、彼女が喫煙により性的欲求不満を解消できているとしたら、逆に人間の喫煙行動との共通性は低いのではないか。人間の場合、性的なそれに限らず、何らかの欲求不満を喫煙だけで解消できることなんて皆無に等しいと思われるからである。

よって本件の共通性は、かなり低めの3ポイントと評価しておこう。ちなみに筆者自身喫煙者だが、喫煙によって何らかの欲求不満が解消できるとはとうてい思えない。せいぜい、禁煙場所から解放されて最初の一本を吸うときに、それまで禁煙しなければならなかったことによる欲求不満が解消できる程度である。

また、現在、禁煙中の人も、そろそろ一本吸ってみたらどうですか? あなたが今抱えている最大級の欲求不満が一瞬にして解消できますよ。なーんて悪魔の囁きをここに書いたら顰蹙を買いそうなので自重しておくが、喫煙は自己目的化した習慣であって、何か別のことを補償する行為ではないと思う。喫煙者の筆者ではあるが、百害あって一利なしという嫌煙家の意見を否定はしない。


■ News Source: IOL - A Step Beyond - Lack of sex has chimp huffing and puffing

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2004 08 29 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

先行車両がいたにも関わらず速度違反で捕まる《不公平さ10》

橋昨年の秋のことだが、筆者はいつものように車を運転し、いつも通る橋の上の道路を走っていた。制限速度50キロだが、いつもの車の流れは+20キロほど。先行車両と少し距離が離れていたが、筆者はいつもの流れのとおりに時速70キロ程度で走行していた。先行車両が速度をさらに上げて、遠くに去っていく。そのとき筆者も速度を上げておくべきだったのかもしれない。

橋を渡り終えてしばらくすると、後ろで赤い回転灯が点灯し始め、サイレンが鳴る。まさか自分が取り締まり対象だとは思わなかった。左に避けてパトカーを先に行かせようとしたが、マイク越しに筆者に停車を命じてくるではないか。

「そこを右折してから、左に寄せて停車しなさい」

青い制服を来た警官がやってきて、23キロオーバーですと言い渡した。もちろん筆者は納得が行かない。先行車両を取り締まらずに自分だけ取り締まるのは不公平だと反論し、切符を切らせるわけにはいかないと主張することにした。

すると、相手はそういう選択肢もありますよと冷静に答える。じゃあ、そのための準備をしましょうか。ただし、少し時間がかかりますよ。

筆者はあいにく所用があり、急いでいた。そのことを言うと、警官はほくそえんだ。でも、時間がかかるんですよ。にやにやしながらそう言って、仲間に無線連絡をすると、白バイ2台、パトカーがもう1台やってきた。

数人の警官が停車した筆者の車と停車を命じたパトカー(覆面だった)の停車位置を巻尺で計り始めた。しかも、路肩までの寸法なども測り始める。やけにのろのろした調子で。歩道を歩く人は、いったい何事だという目でこちらを見ている。覆面の後部座席に座らされている筆者はただの違反者には見えなかっただろう。

おいおい、私が違反した(とされる)場所とは関係ないのに何でそんなことする必要があるのかと聞いても、一応、こういうことになってるんですよとしか答えない。ようやく測定が終わると、調書を取りますねと言う。

自分の住まい・家族構成・職業・運転歴から事細かに聞かれ、調書が出来上がるには何時間もかかりそうだった。どれくらい時間がかかりそうですかと聞くと、2、3時間ほど見てもらえますかと答える。時計を見ると、時間に余裕が全然ない。結局筆者は異議申し立てを撤回して、切符を切らせることにしてしまった。

時間に余裕があったなら徹底的に戦ってもいいと思うほど、理不尽な取締りだった。先行車両を取り逃がして、2番目に走っていた筆者を取り締まったのだから。その不公平さは、満点の10ポイントに相当するくらいだ。

さて、イギリスではフィアット・プントのドライバーが185km/hで走行していたとしてスピード違反で捕まったのだが、ドライバー(ロースクールの学生)がその場で切符を切らせず、18ヶ月もの異議申し立て活動の後、速度違反を帳消しにさせたというニュースが伝えられている。(IOL - 185km/h in a Punto? You must be joking!)

フィアット プント彼が勝ったのには、立派な根拠があった。1.2リッターのフィアット・プントは非力な車であり、185km/hでの走行など物理的に不可能だからだ。それを立証するために、彼スティーブ・ルーカスはプロのテストドライバーに自分のプントを運転させ、そのテスト結果を裁判所に提出した。

テスト結果によると、下り坂・追い風の条件下においてすら、彼のプントの最高速度は167km/hだった。

ルーカスの主張によれば、彼は制限速度113km/hの道路を137km/hで走行していたという。速度違反が皆無だったわけではないのだが、結局、彼の違反は安全運転義務違反だけに軽減された。罰則金40ポンドを支払ったそうだ。

よくぞ18ヶ月間も頑張りました。おめでとう。それに引き換え、先を急いでいたとは言え、筆者にはそこまでの根気はなかった。情けない。

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ビルと旅客機を模したおまけの入ったお菓子を急遽リコール《まぎらわしさ8》

米国で、おまけのミニチュアに問題があるとして、お菓子が急遽回収されることになった。そのミニチュア、下の写真のように、ビルとビルの間に飛行機が挟まっているというもの。

クリックすると大きい画像が表示されます

写真を見る限り、確かにこれはワールドトレードセンターに旅客機が突入するシーンを模したもののように思われる。Associated Press紙が伝えるところによれば、このミニチュアがおまけに入っているお菓子は、米国全土にわたって1万4千パック以上が流通したという。

販売元のLisy Corp社(マイアミ)では、海外で製造されたミニチュアをバルク買いで輸入したため、具体的に何を模したものであるかをちゃんと確認できていなかった。

同社のペドロン氏は、「輸入業者の責任だと言わざるを得ない。中身を確認せずに40フィートのコンテナを輸入してしいまったのだ」と述べている。さらに「弊社では、ミニチュアが何を模しているものかが分かった時点で、ただちに製品の回収を決定した。このミニチュアは弊社の見識を反映するものではない」と付け加えている。

現時点で、90パーセントの製品を既に回収したという。

実際にこのお菓子を店頭で購入して孫に与えてしまったという女性は、おまけを見たときに気を失いそうになってしまったと述べている。

輸入業者の広報担当者は、自分の名前を明かすことを拒み、自分自身、そのミニチュアについては何も知らないと返答している。

さて、ミニチュア製造側の真意は定かではないが、ここまで反感を買うものと予想していなかったようにも思われるし、米国に出荷されること自体想定していなかったのかもしれない。そういうことを差し引いても、紛らわしいことに変わりはない。本件の「まぎらわしさ」8ポイントと評価しよう。


■ News Source: Ananova - Toys depicting Sept 11 attack recalled

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I'm Feeling Lucky

うろこ雲アクセスログを見ていると、「なんでも評点」をキーワードとするgoogleからのヒットが増えています。たぶん、このブログの名前だけ覚えていて、URLをはっきり覚えていない人がブログ名で検索してアクセスしてくださっているのだろうと思います。

googleのトップ画面から、このブログに直接アクセスすることも可能です。検索語ボックスに「なんでも評点」と入力し、ボックスの下にある「I'm Feeling Lucky」ボタンをクリックしてみてください。こうすると、検索結果画面が表示されずに、即時に当ブログのトップページが表示されます(少なくとも今のところは・・・ですが)。

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August 27, 2004

ブログ新語紹介(E〜F) - エゴ・グーグリングで自分のブログの知名度をチェック

ブログ新語紹介第三弾。なお、これまでの2つの記事についても言えることだが、ネタ元サイトの記事をあくまで土台として、新しい概念を紹介しようというのが一連の記事の狙いである。今回は、EおよびFで始まる新語をピックアップする。

  • Edu-blog [エデュブログ] 教育指向のブログ。具体例を探して後で追記しようと思う。

  • Ego-googling [エゴ・グーグリング]

    自分のブログ名やハンドル名などをGoogleで検索し、自分のブログの知名度をチェックすること。e-googlingやself-googlingとも呼ばれる。あえて日本語訳を付けるなら「自ググる」とでもなるだろうか。

    ときどき「エゴ・グーグリング」してみている人は多いかもしれないが、自分のブログ名やハンドル名に独自性がないと、ほかとかぶりやすいのでなかなか確認しづらいと思う。当ブログ「なんでも評点」は「エゴ・グーグリング」で明確にチェックできるのだが。

  • Event blog [イベント・ブログ]

    なんらかのイベントの日程・経過・結果などを報告するために、期間限定で運営されるブログ。ネタ元サイトでは、イベント・ブログには商用目的のブログが多いと書かれているが、日本では少し違うかも。

    自分で特定期間内のチャレンジ目標を定め、その経過報告を行うブログもこのタイプに分類できるのかもしれない(たとえば、livedoor Blogの「とんでもない夏2004」カテゴリに参加しているブログなど)。8月27日現在で「百二十二日目」に達した念力ブログもこれに分類できるかも。

  • Flame [フレーム]

    ブログだけに限る用語ではないが、ブログの場合は主にコメント欄でのやり取りなどで、相手に対する敵意・悪意に満ちた暴言を吐くこと。日本でも「フレーミング」という言葉がよく使われるようになってきた。地獄変00さんの記事「フレーミングの法則」に興味深い考察があるので、参照なさることをお勧めしたい。

  • Flame war [フレーム・ウォー]

    フレーミングがエスカレートしてネット上で繰り広げられるバトル。ブログに限らず、掲示板などでしばしば発生する。


■ネタ元 - samizdata.net - Blog Glossary

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不死身になるための施術で死んでしまった《はがゆさ9》(こうさぎ)

きのう火星にこうさぎ棲息が、西日本へマドンナもメェーしなかった。
楽。

*このエントリは、こうさぎの「火星にこうさぎ棲息」が書きました。

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August 26, 2004

羊の場合は仲間の写真を見せると気持ちが落ち着くらしいが《共通性3》

クローン羊のドリー君 (c) NationalGeographics羊を一頭ずつ暗い納屋に入れ、ストレスを与える。心拍数を計り、採血し、メェーと鳴く声のレベルをチェックする。そこで写真を見せる。三角形の写真、ヤギの写真、そして羊の写真。

イギリスの科学者たちがそういう実験を行ったところ、羊にほかの羊の写真を見せると羊のストレスが緩和されることがわかった。

人間が愛する人の写真を見て心和まされるのと共通性があるという。本当だろうか?

人間を1人ずつ暗い部屋に入れ、ストレスを与える。心拍数を計り、採血し、息遣いなどのレベルをチェックする。そこで写真を見せる。三角形の写真、羊の写真、そして人間の写真。

ほかの人間の写真を見せると、人間のストレスが軽減されると言い切れるだろうか。赤の他人の写真の方がまだマシかもしれない。「最愛の人」のはずの家族などの写真を見せると、逆にストレスが高まることだってあるのではないか。むしろ、ネコやイヌの写真の方がストレス緩和効果が高いかもしれないくらいだ。

人間社会って、相手が家族だろうが友人だろうが恋人だろうが同僚だろうが上司だろうがスポーツ仲間だろうが、共感と反感が微妙に入り混じった緊張感の上に成り立っている。羊社会とはちょっと違うのではないか。よって本件の共通性は、3ポイントくらいにしか評価できない。

ところで、羊は一般に考えられているほど、お馬鹿ではないようだ。

上記の科学者たちが行った別の実験によると、羊は、自分以外の羊の顔を少なくとも50頭分は記憶できるらしい。正面から見た顔だけでなく、横顔も記憶するという。

人間の場合、他人の顔を覚える能力については、個体差が大きい。水商売で成功するには、一回でも店に来てくれた客の顔を覚えられる能力が大事だというが、筆者の場合、あんまり人の顔を覚えるのは得意ではない。特定のシチュエーションとセットでなら、まだ覚えている。

たとえば、相手がいつもの場所で仕事をしているのであれば、思い出せる。だが違う場所でばったり会ったりすると、さっぱり分からなかったりする。挨拶してこられたら一応挨拶を返すが、結局、最後までどこの誰だかわからなかったりする。


■ News Source: IOL - A Step Beyond - Sheepish portraits can calm woolly nerves

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August 25, 2004

ブログ新語紹介(C〜D) - livedoorはcrisis blogの立ち上げも検討すべき

前回に引き続き、samizdata.net Blog Glossary に記載されているブログ用語のうち、日本のわれわれにも馴染がありそうな概念を指している新語だけをピックアップして紹介しよう。今回は、CおよびDで始まる新語。

  • Commentariat [コメンタリアート]

    あるブログのコメント欄の常連たち。コメンタリアートが付きやすいブログと付きにくいブログがある。コメント欄を開放している有名人ブログは、コメンタリアートが定着しやすい。livedoor社長ブログを見れば分かるように、熱狂的信奉者も混じっているが、全員が必ずしもブログ作者のファンとは限らない。

  • Crisis Blog [クライシス・ブログ]

    会社や組織に社会的批判が集まるなど、なんらかの危機的状況/重大局面が生じたときに、事態の説明と収拾を図るために公開されるブログ。このところブログに障害が頻発しているlivedoorは、クライシス・ブログを立ち上げることを検討すべきだと思う。

  • Clud [クラッド]

    ブログで使われているHTMLタグやコードなどが不完全になっているため、通常の文字として扱われてしまい、画面上に表示されている場合、それらを「クラッド」と呼ぶ。記事の中で発生することもあれば、トップやサイドに生じることもある。

  • Dead-tree media [デッドツリー・メディア]

    ブログを新メディアと見る立場から、従来の(オフラインの)新聞・雑誌メディアに言及するときに使われるフレーズ。


次回はE以降の新語を紹介する予定。なお、一連の新語紹介記事は、当面、「☆ブログ新語紹介☆」カテゴリに入れることにした。Zまで紹介し終えた後で、加筆・修正を行い、最終的に1つの記事にまとめる予定だが。

■ネタ元 - samizdata.net - Blog Glossary

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ブログに関する新語を紹介する (第1回 - Bで始まる新語) - 「荒らし=ブロッグローチ」など

最近、ブログに関する英語の新語が続々と出現しているようだ。

samizdata.net というブログ(英語)でBlog Glossary(ブログ用語集)というページを見つけたので、その中から筆者が面白いと思ったものを独断的に選び、何回かに分けて紹介していこう。主に、ブログの分類やブロガーの心理などに関する用語を紹介していきたい。

まずは、Bで始まる新語から。

角カッコ[]の中に筆者の提案するカタカナ表記もしくは筆者が考案した訳語を示しておく。

  • Blawg [ブローグ]

    【名詞】弁護士など法律(law)関係者が作成しているブログ。日本では、あまり見かけない気がするが。

  • Bleg [ブロ乞いする]

    【動詞】自分のブログで誰かの助けを仰ぐこと。通常は情報を求める行為を意味するが、お金をくれという人もいる。ブレグする人は、ブレガーと呼ばれる。通常は、冗談交じりに使われる用語。「物乞いする」の意味のbegとblogの語呂合わせである。

  • Blog mute [ブログミュート]

    【名詞】自分のブログをたまにしか更新しない人。このブログが利用しているlivedoorでも、ブログミュート率はかなり高いのではないかと思われる。アクティブなブログは1割程度では?

  • blogathy [ブロガシー]

    【名詞】ブログの更新意欲がない状態。これはブロガーなら誰しも経験のある精神状態だろう。更新しないといけないと思いつつ、何も書けない状態。

    blog + apathy(無気力症)の造語と思われる。

  • Blogerati [ブロジェラーティ]

    【名詞】ブログ界(blogosphere)の知識階級。

  • Bloggerel [辟易ネタ]

    【名詞】もうこれまでに何度もブログで取り上げられていて、ブログ作者以外はみんなうんざりしているようなネタや意見。

  • Bloggerverse [ブロ宙]

    【名詞】ブログ界。blog + universeによる造語。blogsphereと同義。

  • Blogopotamus [ブログポタマス]

    【名詞】やたらと長いブログ記事。カバを意味するhippopotamusからの造語。

  • Blogosphere [ブログスフィア]

    【名詞】ブログ界の意味で最も広く使われている英単語。

  • Blogroach [ブロッグローチ]

    【名詞】コメント欄に出没し、不快なコメントを書き込む人。要するに「荒らし」のこと。cockroach (ゴキブリ)からの造語だろう。言い得て妙なる表現である。これからわれわれも「荒らし」のことをブロッグローチと呼ぼうではないか。

  • Blurker [ROM読者]

    【名詞】たくさんのブログを読んでいるが、コメントなどの足跡を残さず、ブログをROMしている人。または、自分のブログを持たず、閲覧専門の人。


    次回はCで始まる新語を紹介する予定。

    ■ネタ元 - samizdata.net - Blog Glossary

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    「ばば」をめぐる紛らわしさと風船娘チャレンジ《まぎらわしさ8》

    今は亡きジャイアント馬場さんを初め、馬場という苗字の人からの抗議は一切受け付けないことを最初にお断りしておきたい。「ババ」という言葉は人糞の意味でも使われるのだが(西日本、特に関西だけかもしれないが)、ババのローマ字表記と同じbabaは「脱糞、うんこ」を意味する英語のスラングでもある。

    さて、先日「空気注入式のゴム製人形を抱えて急流下り」という記事を投稿したが、ロシアで行われたこの急流下りトーナメントの名称は「Bubble Baba Challenge」と記されていた。先日の記事でこの名前に言及しなかったのは、babaがてっきりshit(うんこ)の意味だと思ってしまったからなのだ。

    なんで「泡大便チャレンジ」というスカトロ系の名前が付いているのか理解できなかったのだ。

    ところがトーナメント開催後にMosNews.Comに掲載された記事に、その名称の由来が説明してあって疑問が解けた。ロシア語ではbabaは女性という意味になるという。ロシア語と英語をミックスさせた大会名だったわけだ。

    「Bubble Baba Challenge」を強引に訳せば「風船娘チャレンジ」とでもなるだろう。ただし、ロシアでは、若い娘もおばちゃんも、全員が「ばば」なのだ。ただし、babaは蔑称らしいので、現地のばばたちに嫌われないようにするには、同じく女性の意味のzhenschinaを使うほうがよいらしい。

    あー、まぎらわしい話だ。「まぎらわしさ」8ポイントくらいと評価しておこう。

    風船娘と激流にチャレンジ

    さて第2回「風船娘チャレンジ」は、先週土曜に開催され、溺れるものもなく大盛況であったという。126名の参加者がダッチワイフを抱えて急流下りにチャレンジした。この脱力系イベントを参加者たちは大いに楽しんだようで、来年もその先もずっと参加したいという声が多くの参加者から聞かれた。

    ごくわずかではあったが女性も参加していたそうだ。実は、ダッチワイフは貸し出しもしていたそうで、運営側は女性用にダッチハズバンドを用意することも検討したそうだが、ダッチワイフに比べて値段が高いため、今回の貸し出しは見送ったとのこと。

    こんなに盛り上がったというのに、来年の開催は危ぶまれている。急流下りに使っている川の使用料を地元のマフィアから請求されているからだという。


    ■ News Source: MosNews.COM - "Wilderness, Water, and (Rubber) Women Add up to a Weird Russian Adventure"

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    不死身になるための施術で死んでしまった《はがゆさ9》

    呪術師タンザニアのダルエスサラームでのお話。ある日、男が呪術師のもとを訪れた。男は強盗グループの1人で、警察に追われていた。そして、たぶんこんなやり取りがあった。

    「銃で撃たれても刃物で刺されても死なないパワーを俺に与えてくれ」
    「そのためには、過酷な儀式が必要になるぞ。お前の皮膚に切れ目を入れ、魔法の薬を刷り込む必要がある。耐えられるか」
    「不死身になれるなら、どんな苦痛にも耐えてみせる」
    「わかった。では、取り掛かろう」

    ところが、皮膚に入れた切れ目が深すぎて動脈に達してしまったのか、男の体から鮮血がほとばしる。祈祷師は男を病院に連れて行くことにしたが、男は出血多量で死んでしまった。

    という実話があったらしい。これでは、男を不死身にするための儀式ではなく、男が不死身かどうかを確認するための儀式だったということになる。

    もし仮に儀式が「成功」していたとしても、ややこしい結末が待っていそうだ。不死身かどうかを確認するには、実際に撃たれたり刺されたりする必要があるからだ。で、弾や刃物が急所をはずしていれば、男は助かり、やっぱり自分は不死身なのだと確信できただろう。だが、実際には死んでしまう確率が高い。一度助かっても、その次は大丈夫と限らない。

    不死身でないことが証明されても、そのとき既に男は死んでいるので呪術師にクレームを付けに行くこともできない。

    傍目から見るかぎりは、何ともはがゆい話である。本件の「はがゆさ」は9ポイントと評価しよう。


    ■News Source: IOL - Africa - Tanzanian man's bizarre quest ends in death
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    August 23, 2004

    肉を不味くしてしまえば食べられずに済む?《ありえる度3》

    空を舞う鳩たち伝書鳩って、最近聞かない気がする。筆者が子供のころは、伝書鳩を飼っている家がけっこうあったように記憶している。ネットで調べると今でも、愛好家はたくさんいるようだ。

    イギリスでは、いまだに(といったら愛好家に失礼か)伝書鳩の熱狂的愛好家が大勢いるらしい。で、かなりお金のかかる趣味らしい。優秀な選手鳩には20万円の値がつく。チャンピオン鳩を種鳩として飼うことで優秀な選手鳩を増やすことができるのだが、その場合、種鳩の価格は2千万円以上もしたりするという。

    2千万円の種鳩が空を飛ぶのではなく、空を飛ぶのは20万円の選手鳩だが、その鳩は途中で死んだり怪我をしたりしない限り、帰巣本能に忠実に戻ってくる。だが、20万円もする豪華な食事にありつく猛禽がいるのだ。ハヤブサである。

    イギリスでは1950年代から1960年代にかけて、ハヤブサの個体数が大幅に減ったことがあり、その反省からハヤブサの保護が強化されてきた。そのおかげで伝書鳩愛好家たちが損害を被っているというわけだ。

    伝書鳩に過剰なまでの愛情とお金を注いでいる愛好家たちにとって、ハヤブサは憎き悪党なのだ。しかし、ハヤブサに危害を加えることは許されない。

    そこで、王立伝書鳩レース協会から、とんでもないプランが浮上している。伝書鳩の肉を不味くしてしまおうというのだ。伝書鳩はまずい食べ物だとハヤブサたちに学習させれば、今までみたいな被害は生じなくなるに違いないという。まあ、ハヤブサに学習させるまでは、たくさんの鳩が食べられてしまうのだが、それこそ真の「犠牲」というものか。

    その方法としては、変な味のする液体を鳩の体にスプレーする方法と、鳩の飼料に何らかのサプリメントを添加する方法の2つが有力らしい。そうして、不味くなった鳩をハヤブサが何度か食べるうち、ハヤブサたちが鳩を食べなくなるだろうという。

    冷静な専門家は、添加物を飼料に加えた場合、予想できない悪影響が生じる可能性を指摘している。そりゃそうだろう。肉の味まで変わってしまうということは、体質が変わってしまうことにもなりかねない。

    それにもう一つ盲点がある。イギリスではハヤブサは保護鳥であり、飼育が許されていない。飼育しない限り、ハヤブサにとっての「不味さ」を研究することはできないではないか。

    不味いはずが、意外とハヤブサたちの隠された嗜好を呼び覚ましてしまうかもしれない。クセのある味だが、これが逆にクセになってしまうというやつだ。

    ともあれ、この作戦が成功する「ありえる度」は3ポイントくらいと予想しておこう。鳩にハヤブサの肉の味がする遺伝子(そんなのないと思うが)を組み込んでしまった方がマシなくらいだ。共食いはしないだろうから。

    ま、仮にこんなことが可能だとしたら、いろんな応用が利きそうで、それまた面白いのだが。たとえば、ライオンの嫌いな味を徹底的に調査して、人間の肉がその味になるサプリメントを開発すればいい。ライオンが学習するまでは何人かに犠牲になってもらう必要があるわけだが。


    ■ News Source: IOL - Environment - Pigeon fanciers use taste to ward off falcons

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    2004 08 23 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    ムンクの「叫び」強奪は身代金目的濃厚

    叫びあのムンクの名画「叫び」と「マドンナ」がオスロのムンク美術館から現地時間8月22日午前11時、二人の男に強奪されたことは、既に報じられているとおりだ。

    Aftenposten Norway(Norwegian news in English)は、ノルウェー国立美術館館長のSune Nordgren氏の談話を掲載している。これによると、今回の犯行は「身代金」目的の犯行である可能性が濃厚らしい。現在のところ、犯人グループからの連絡はないが、いずれ身代金の要求があるのではないかという。

    ムンクの「叫び」 - こんなふうに展示されていた。(c) Aftenposten Norway, Norwegian news in Englishなお、ムンク美術館では、「マドンナ」も「叫び」も右の写真のようにガラスケースに入れずに展示していた。今後は、モナリザを展示しているルーブル美術館のように厳重なガラスケースに入れて展示するように方針を変えざるをえないかもしれないとSune Nordgren氏は言う。

    マドンナなお、「マドンナ」(写真左)だけでも時価23億円以上はするという。「叫び」は1994年にも盗み出されたことがあるが、そのときは無傷で取り戻すことに成功した

    ムンクの遺産ムンクの遺産(画像全13枚@Aftenposten Norway)




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    2004 08 23 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    August 22, 2004

    今後の方針など

    筆者は睡眠不足だが・・・このブログ、いつの間にか、海外珍ニュース紹介ブログみたいになってしまっている。自分でネタを探さなくていいのは確かに楽だ。だが、単なる翻訳や抄訳で終わらせないようにするには、関連情報のリサーチなんかも必要になってくる。

    現在、海外ソースのサイエンティフィックなネタで、本格的に記事にしたいものがいくつかある。たとえば、例のツングースクで宇宙船の残骸らしきものが発見されたとかしないとかいう話の続報・詳報や、数の概念をほとんど持たないアマゾン部族の話とか、中国の湖で巨大魚探索が再び行われる話とか、DNAに人工的なメッセージが埋め込まれているとかいないとかいう話とか。ただ、これらを記事にするには、ちょっぴり労力がかかりそう。

    実はお盆前くらいから本業が超多忙な状態が続いていることもあり、どうしても海外ソースの小ネタ中心になってしまっている。海外ソースのネタでも、あまり突っ込んだ内容のものを扱う余裕がないし、以前はこのブログのメインコンテンツだったはずの独自ネタ記事を練っているいる余裕もない。

    まあ、この火曜日くらいから少し余裕ができそうだ。おかげさまで、このブログも多い日でユニークアクセスが1000件以上に達するようになってきた。ブックマークに登録してくださっている人も数百人規模に上ると思われる。

    今後の方針としては、海外ソースのネタを中心にするものの、独自ネタの記事も書いていこうと思っている。記事にしようかどうか迷って結局記事にしていないネタがいくつもある。なぜ迷ったかというと、一部から批難を浴びるリスクがあるからだ。「当たり障りがありすぎる」ネタだったらいくつもストックがあるのだが、ブログで公開するのにはどうしても入念な準備が必要になる。

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    2004 08 22 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    24時間後に再び救助された懲りない親子《はがゆさ10》

    ゴムボート何かに一度失敗すると、似たようなことに過敏になってしまう。たとえば、海でゴムボートがパンクして溺れそうになったら、もう二度とゴムボートには乗りたくないと思ってしまう。そういうタイプの人がいる一方で、ゴムボートがパンクしたのは、その製品自体に問題があったからで、別のを買えばよいと考えるタイプの人もいる。

    この前の金曜のこと、イギリス南西部の海岸でゴムボートが沖合いに流されて戻れなくなった30歳の父親と8歳の息子が海岸警備隊に無事救助された。たしかに「無事」ではあったが、救助隊にしたら、こんなに歯がゆいことはなかった。その歯がゆさ、堂々たる満点の10ポイントであったという。

    なぜなら・・・

    その前日の木曜日には、パンクしたゴムボートを修理しようとして干潟に乗り上げ、泥に足を取られて動けなくなった親子を救助したばかりだったからだ。その救助には、50人もの隊員が動員された。で、木曜の親子と金曜の親子は同じ親子だったのだ。

    あれだけ危険な行動を慎むように言って聞かせたのに、その翌日にはもう新しいゴムボートを購入して海に出かけている。確かに金曜にはゴムボートはパンクしなかったし、干潟で立ち往生もしなかった。その代わり、はるか沖合いに流されて、大西洋の藻屑と化そうとしていた。


    ■ News Source: IOL - A Step Beyond - UK rescuers save man and son - twice

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    2004 08 22 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    August 21, 2004

    空気注入式のゴム製人形を抱えて急流下り《脱力度6》

    絶対に離さないよ8月21日、ロシアのサンクト・ペテルスブルク近郊のVuoksa 川で、16歳以上なら性別に関係なく参加できるラフティング(急流下り)トーナメントが開かれる。ただし、写真のように、参加者は、空気注入式のゴム製人形を抱きかかえたまま、急流下りに挑まなければならない。

    このトーナメント、今回が二回目の開催で、ロシアの大人のおもちゃ店が何軒もスポンサーに付いている。

    しかしまあ、ダッチワイフ 空気注入式のゴム製人形をしっかりと捉まえているのが難しそうだ。この記事の時点ではまだ開催されておらず、ネタ元記事にも昨年の参加者数などの詳細はないので判断できないが、たくさんの空気注入式ゴム製人形が参加者の手から滑って外れ、下流に流されていきそうだ。

    本件の「脱力度」はかなり高そうに思えるが、共に難関に立ち向かうことで「物言わぬ伴侶」との絆を深める人もいるかもしれないことを考慮し、6ポイントと評価しておこう。


    ■ News Source: Rafting Tournament on Sex Dolls in North Russia

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    2004 08 21 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    August 20, 2004

    280グラムの超未熟児として生まれた彼女も今では15歳《けなげさ7》

    27週目に帝王切開で生まれたマデリンは25センチ、280グラムしかなかった。(c) Tront Star

    カナダのTRONT STAR紙のオンライン版TheStar.Comで、15年前に生まれた世界最小の赤ちゃんが立派に成長していることを取り上げている記事を見つけた。

    15年前、妊娠27週目にたった280グラム、25センチの女の赤ちゃんがボストンで生まれた(写真左)。そんな彼女も今では15歳になり、ちょっと小柄で、ぜんそくの持病があるものの、ほぼ健康に育っている(写真右)。

    (注:左右の写真をクリックすると大きい画像が表示されます)。

    そんな彼女も15歳になった。ちょっと小柄だが、ほぼ健康である。(c) Tront Star

    彼女の名前は、マデリン・マン。人工受精で母体に宿ったが、母体が子癇前症にかかったため、妊娠27週目にして帝王切開で母体から取り出された。母体の血圧が上がっていたため、早く母体から取り出さないと、増加した血流が胎児の命を奪う危険性があったという。

    マデリンの母親は、子猫が鳴くようなかすかな声を聞いたのを思い出す。それがマデリンの産声だったのだ。

    27週目で母体から取り出されたマデリンが生存できたのには、いくつかの理由がある。一般に女児の方が生存しやすい。22週目での早産で生存できた例もある。今日では、27週を過ぎていれば、90パーセントの未熟児が生存できるという。

    担当医師のジョナサン・ムラスカスは言う。「妊娠27週目の早産で助かったこと自体は奇跡ではありません。彼女が健康に成長できたということが奇跡なんです」

    マデリンのような超未熟児の場合は、生存できてもその後が大変なのだ。視力や精神の発達に障害が出ることが少なくない。マデリンも生まれた直後は、呼吸用のチューブを挿管されていた。身長25センチと、掌より少し大きいくらいの小さな体に挿管するのはさぞかし大変そうに思えるかもしれないが特に問題はなかったと担当医師のジョナサン・ムラスカスは言う。

    マデリンはその後、4歳のときに肺炎を患って入院したことを除いて順調に発育した。現在はシカゴで暮らしているマデリンは、先日、自分が生まれた病院を訪れた。誕生日から少し後になったが、彼女の15歳の誕生パーティを病院で開いてくれたからだ。

    ブロンドの髪のマデリン、年齢のわりには少し小柄だが、バイオリンとローラーブレードが得意だ。この9月には、高校に進学する。音楽、インターネットでのチャット、乗馬、キャンプを楽しむ毎日だという。

    さて、特に「評点」をつけるべきではない内容かもしれないが、あえてつけるなら、やはり「けなげさ」だろうか。25センチしかなかった超未熟児がけなげに命を灯し、ここまで成長してきた。実際には、マデリンは非常に幸運だったと言えるのかもしれない。生存率も決して高くなく、健常に成長できる可能性は「奇跡」と言われるほど低かったから。その分を差し引いて「けなげさ」7ポイントと評価しておこう。

    【付記】
    27週で250グラムというのは小さすぎる気がするが、筆者はあまり詳しくないのでネタ元記事に忠実に記載した。ちなみに、筆者自身、早産で生まれたらしい。酸素テントに入れられていたらしいのだ(その当時は、高濃度酸素のために未熟児網膜症になる例が多かったというが)。


    ■ News Source: TheStar.com - World's tiniest baby turns 15

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    2004 08 20 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    速報:シベリア ツングースで宇宙船の残骸発見?(こうさぎ)

    きょう、miccckeyが名を1するつもりだった?
    火星にこうさぎ棲息は、スポーツも参加したかった。


    *このエントリは、こうさぎの「火星にこうさぎ棲息」が書きました。

    2004 08 20 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    August 19, 2004

    アテネ五輪審判団の1人が指名手配中の殺人犯だった《びくびく度8》

    逮捕時の映像アテネ五輪の審判団の1人が実は殺人犯だった。彼の名は、ユーリ・コルバレンコ(38歳)。

    自分の実名と過去を隠して、ロシアのアルタイ地方でスポーツジムのトレーナーとして働き、競技会に参加したり、コミュニティ関連の仕事をしたりしていた。

    コルバレンコは、1990年にチンピラグループ間の抗争で2人を殺していた。これが冤罪なら、まるでドラマ/映画「逃亡者」みたいな話だが、欠席裁判で有罪判決が下りており、捜査当局も彼の有罪を証明する十分な証拠を握っているという。

    コルバレンコはアテネに向けて飛行機に乗り込む寸前にご用となった。指名手配中の凶悪犯がオリンピックの審判団に紛れ込んでいたなんて大丈夫ですか?>ロシアオリンピック委員会

    アテネオリンピックへの派遣が決まったとき、彼は手放しで喜んだわけではないと想像する。逮捕される危険も感じていただろう。その「びくびく度」は、ほぼ満点の9ポイントと推定したい。



    ■ News Source - MosNews - Felon Joins Olympics Judges to Escape Justice

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    2004 08 19 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    メッセージを投稿する野生の狼 - 人間の行動監視にも応用?《ありえる度8》

    若いオオカミが携帯電話からネットの掲示板にメッセージを投稿しながら、最果ての国で長い放浪の旅を続けている。旅先の土地では、ついに羊に手を出してしまい、地元当局は射殺も辞さずとの構えだ。だが、彼から投稿される記事には熱狂的なファンがいる。彼はどうなってしまうのか。

    これは、たとえ話ではない。実際に携帯電話網を利用した送信機が狼の体に装着されている。この狼が基地局の近くを通りかかると、狼の現在地を示すテキストメッセージがインターネット上のBBSに投稿される仕組み。掲示板はほぼ毎日、新しい位置メッセージで更新されており、研究者たちを興奮させている。

    雪上の狼この狼、送信機を装着されて以来、ノルウェーのヘドマルクからいったんスウェーデンを経た後、再びノルウェー国内のノールランまで1000キロの旅を続けている。

    同国の研究者たちが狼の移動をこんなに長い距離にわたって追跡できたのは今回が初めてだという。これまでは、標識を付けた狼を見失わないようにして、ごく狭いエリアでしか移動経路を知ることができなかった。

    この装置、ネタ元記事に詳細が書かれていないのだが、野生動物の体に装着されながら長期にわたってデータを送信できるわけで、軽量かつ耐久性に優れていて電池寿命も驚異的に長そうだ。ノルウェーといえば、NOKIA社のお膝元でもある。

    この話を読んで、なんとなく嫌な予感がしている人もいそうだ。たとえば、会社から固定給をもらいながら、外回りのときは一匹狼的に寄り道を楽しんでいるあなたとか。

    今後、このような技術が組織的・個人的を問わず、また合法・非合法を問わず、人間に応用される「ありえる度」は決して低くないと思われる。8ポイントくらいと予測しておこう。

    組織的かつ合法の場合は、たとえば、出張中のあなたの行動経路がすべてイントラネット上の掲示板に書き込まれ、上司や同僚の目にさらされる。

    個人的かつ合法の場合は、自分がいる場所を知らせる記事を自動投稿するブログが簡単に作れる。「淡々と自分がどこにいるかを報告するよ」みたいなブログ、手動式なら既にあるかもしれないが。

    個人的かつ非合法の場合は、あなたのマイカーなどにこっそり装着された装置があなたの移動経路をすべてストーカーに報告してしまったりする(これに類する話は既にあるようだが)。


    ■ News Source: Aftenposten Norway - Wolves send text messages

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    2004 08 19 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    August 18, 2004

    八月なのに鳥インフルエンザ流行中 - 再び日本でも・・・《ありえる度8》

    処分中もうお盆も過ぎてしまったが、まだまだ日本は真夏の最中。こんな暑い時期には、もうすっかり忘れてしまっている人が多いだろうけど、今年の2月、3月は鳥インフルエンザの蔓延が世間を騒がせていた。日本を含めた東アジア一帯でH5N1型ウイルスが流行し、なんと2億羽が「処分」され、正式に報告されているだけで24名の人命が失われた。

    意外かもしれないが、この8月の最中に、鳥インフルエンザが大流行している国がある。もうダチョウが何千羽(何千頭というべきか)も処分されてしまっている。といえば、もうお分かりかと思うが、当ブログでネタにすることが多い南アフリカ共和国のことである。

    南アで流行しているのは、人への感染があまり懸念されないH5N2型だという。IOLでしばしばこの話題が記事になっていて、いつか取り上げたいと思っていたのだが、今回もあまり時間がなく詳細に書くことはできない。

    前に美味でも食用になりにくい動物として、ダチョウを取り上げたが、南アでは食用のダチョウが重要な産業の1つになっており、ヨーロッパなどにも輸出しているのだが、今回の流行で大打撃を被っているらしい。被害額は20億円にも上ると推定されている。

    もちろん、ニワトリなど、ほかの家禽にも被害は及んでいる。しかし、鳥インフルエンザに感染するなんて、ダチョウもやはり鳥の仲間であることに変わりがないのだと妙に納得できてしまう。ペンギンに感染した例があるのかどうかは未確認だが。

    南アで鳥インフルエンザが流行するのは、今回が初めてではなく、1990年代初頭にも流行したことがあったという。

    今年の年末から来年の春先にかけて日本で鳥インフルエンザが再び流行する「ありえる度」は、決して低くはないだろう。8ポイントくらいありそうだ。再びH5N1型が流行して、ブタなどを介した人への感染が発生する可能性だって皆無ではない。

    ところで、インフルエンザは英語表記ではinfluenzaだが、実際はfluと略されることが多い。これはflyの過去形flewと同じ発音である。このため、googleで "flu + flew" を検索してみると、駄洒落にしているテキストがよく見つかる。

    鳥インフルエンザは渡り鳥が媒介するという説が有力なため、さしずめ "Birds flu flew as birds flew" とでもなるだろう。


    ■ News source: Bird flu spreads through Eastern Cape

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    2004 08 18 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    August 17, 2004

    臭い靴を並べてサッカー場からウサギを撃退《ありえる度4》

    穴掘りウサギベルギーのCercle Oedelemというサッカークラブでは、ウサギの穴掘りに悩まされている。彼らがピッチに掘った穴のために選手が足をくじくことがあまりにも多いからだ。

    クラブのチェアマンであるエディ・シプリ氏は、友人宅を訪ねているときに、奇妙な光景を見つけた。家庭菜園の野菜の間に古い靴が置かれているのだ。それを見て、彼はひらめいた。

    クラブでは、地元民に擦り切れて古くなった靴、しかも出来るだけ臭い靴を寄付してくれるように呼びかけている。これでウサギたちを追っ払うことができるはずなのだ。

    実際、シプリ氏の友人宅では、それまでウサギのせいで野菜がまったく育たなかったのに、臭い靴を置いたところ、見違えるほど野菜が育つようになったという。

    しかしなあ、臭い靴をピッチの上に置きっぱなしにはできないぞ。毎晩誰かが臭い靴を並べに行くのだろうか。この作戦が成功する「ありえる度」は、効果そのものは期待できそうでも、誰もやりたくない仕事が増えたグラウンドキーパーのサボタージュを招いて失敗する可能性が濃厚で、4ポイントくらいにしか評価できそうにない気がする。


    ■ News Source: Ananova - Smelly shoes to beat pesky rabbits

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    2004 08 17 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    ドイツ軍 - 異性間のみならず同性間についても禁欲令解除《公平さ8》

    イギリスでは、男女の警察官が勤務中に衆人環境でふしだらな行為を働くことが日常化しているとして問題になってらしいが、ドイツ軍は、このほど、兵士に対する禁欲令を解除することを決定した。

    もちろん、勤務時間中の「行為」は厳禁である。自由時間内であれば、仕事に差し支えない範囲内で自由に行ってよいということだ。本国内だけではなく、バルカン半島とアフガニスタンに駐屯しているドイツ兵にも、これが適用されるという。

    この話は既にニュースになっているかと思うが、注目すべきは異性間だけでなく同性間の関係や行為も認めていることである。ドイツ兵の男女構成は、男性253,000名に対し女性10,600名である。数字的に見れば、「異性間」だけではまかなえそうにないのがわかる。

    公平な姿勢は評価できる。本件の「公平さ」は8ポイントと評価しよう。しかしながら、同性愛を決して否定はしないが、男女構成比から考えて、軍隊で同性愛に目覚める若者が増えるのではないか。

    透け透け水着もドイツ人なら、さほど気にしないのではないかと書いたが、性的タブーがますます薄くなっているドイツらしい話ではある。


    ■ News Source: Ananova - German soldiers allowed to have sex with each other

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    2004 08 17 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    友達に裏切られたSasser作者の少年の素顔《びくびく度3》

    Sasserを始め、2004年度上半期に流行したウィルスの70%は、たった一人のドイツ人少年が作成したものであった。その詳細は、既にメディアやあちこちのWebサイトで報じられているので、ここでは触れない。

    18歳のスベン・ジャスチャン少年(犯行当時は17歳)は、ドイツの田舎の村で暮らしている。彼の素顔に迫る記事を IOL - Sci-Tech で見つけたので、そのあらましを日本語化してみようと思う。このブログの海外ソースの記事の大半がそうであるように、この記事は翻訳ではなく、ソース記事の情報を取捨選択した上、筆者の主観を交えて書いていることを最初にご了承願いたい。

    ■ 平和な村

    記者マルコム・マカリスタ・ホールは、林と畑が織り成す風景が延々と続くドイツ北部の片田舎に取材に出かけた。ちっぽけなヴァフェンセン村のはずれに立つシンプルな赤レンガ造り二階建ての家がスベンの住む家である。

    ヴァフェンセン村にまさかあんな大騒動が巻き起こるとは、村民の誰一人として想像したこともなかった。閑散とした道。乳母車を押して歩く母親。庭の芝を刈っている男性。柵の中に2頭の馬。まさか、こんなに静かで思わず眠りに誘われてしまいそうな村に世界最悪級のハッカーが暮らしていたとは。

    しかし、今年の5月、この村始まって以来の狂乱が巻き起こったのだ。新聞記者やTVスタッフが大挙して押しかけてきたあの光景は、村民たちには現実のものと思えぬほどだった。

    ホール記者がスベンの家にたどり着くと、Tシャツを着た男性が古いベンツを車庫からバックで出そうとしているところだった。

    男性は、車から降りると、まったく微笑まずに口を開いた。「スベンは、友達の一人に裏切られたんだ」

    この男性がスベンの母親の内縁の夫であることもホール記者は把握済みだった。スベンは、この家で、母親、4人の兄弟、そして血のつながりのない「父」と一緒に暮らしているのだ。

    ホール記者は、スベンの家族がドイツのメディアグループと契約していることを既に知っていたので、NOと言われるのを覚悟の上で、スベンと話してみたいと単刀直入に切り出した。

    「それはできないね。私らは別の新聞と約束してるんだ。だから、スベンに会わせることはできないよ」

    「スベンは元気にしてますか?」
    「もちろんだよ。元気でない理由があるのかい?」

    そのとき、この村にそう遠くないベルデン市、そして州都のハノーバーでは、刑事たちと検察官たちがスベンを告発する準備を急いでいるところだった。有罪となれば、最長で5年間の刑務所暮らしが待っている。スベンが元気でないかもしれない理由はちゃんとあったのだ。

    ■ スベンの部屋

    「彼はコンピュータお宅なんだ」

    スベンの部屋は、この家の地階部分にある。10代の少年としては典型的な散らかり具合の部屋である。何の変哲もないPCが置いてある。スベンは近隣の職業訓練校で IT を学んでいる。PCを自分で改造しているらしく、パネルが取り外されていて、マザーボードが見えていた。

    ■ 急展開

    一気に蔓延警察と検察の主張によれば、スベンは、4月のある時期に、別のハッカーのWebサイトからウィルスの基本コードをダウンロードした。それをもとにして、最終的にはエディタ画面で15ページに達する複雑なウィルスを開発していった。自分の誕生日(4月29日)の夜遅く、スベンは「送信」ボタンをクリックして、ウィルスをWebに送り込んだのである。

    ホール記者の記事には、その後どのような被害を招いたかについても詳細に書かれているが、ここでは割愛する。

    被害が拡大した後、当初は、ロシアのハッカーギャングの仕業ではないかという疑いが持たれていたが、Microsoftがハッカーの身元特定に繋がる情報の提供者に最大額25万ドルを支払うという告知を行ったことで、事態が急転した。

    ■ 密告者現る

    5月5日に、ミュンヘンのMicrosoftに電話が入った。電話の主は、まず懸賞金の詳細について確認した後、Microsoftが求めている情報を自分が提供できる立場にあることを明かした。翌日の夜、ミュンヘンから数百キロ離れた北ドイツのブレーメンのホテルに、情報提供者がもう一人の人物を伴って現れた。情報提供者は、Microsoftの担当者にSasserのソースコードを手渡し、そして、ハッカーの身元を告げた。

    その後、この情報提供者は、スベンと同じ職業訓練校に通っている10代の生徒であることが判明した。

    検察官のヘルムト・トレントマンは、「スベンの友人の一人が彼を裏切ったのだ」と明言している。しかも、スベンはその訓練校でウィルス作成に最初に手を染めたのだという。情報提供者はスベンと同じクラスではなかったが、隣のクラスだった。今年の始めごろ、スベンが作成したウィルスコードが隣の教室のPCを破壊するという事件があったという。

    ■ 陥落

    ハノーバーの警察当局は捜索令状を得て、5月7日の正午前後にスベンの家を訪問した。「スベンはわれわれを見て驚いていた」と担当警部の一人がそのときのことを思い出して言う。

    「彼は、未成年ながらも自分がどういうことをしているのか自分でわかっているつもりだったのだろうが、自分の作ったウィルスが世界中にここまで込み入った被害を及ぼすとは認識していなかったのではないか。自分のやったことがどういう影響を生むかを現実的に認識していたとは思えない」

    警察はスベンのコンピュータを押収し、ルーテンブルグの警察署でスベンを数時間に渡って取り調べた。彼は非常に協力的だったという。

    スベンが作成したのがSasserワームにとどまらなかったのは、これまでに報道されてきたとおりである。

    ■ 天才にあらず

    たった1人の少年が自分の寝室に置かれた安物のコンピュータから世界を揺るがしたのは、まさに驚くべき事実だが、スベンにITを教えていた教師によると、彼は天才というほどでもないという。

    「彼は、教室では真面目にしているし、テストの成績も良好です。コンピュータお宅であることは確かですがね」とその教師は笑みを交えて言う。「でも、彼は特に優秀な生徒ではなく、彼より学力の優れた生徒はほかにたくさんいますよ」

    ベルデンの検察官は、「彼は天才じゃない。アインシュタインの再来なわけもない。まるで天才であるかのように輝く一瞬があったということでしょう」と皮肉交じりに言う。

    さて、筆者が思うに、スベンは決してびくびくしながらウィルスを撒き散らしていたのではなさそうだ。警察が踏み込んだときに驚いたのも、予想外だったからではないか。取調べに協力的だったのもそうだ。

    担当警部の1人が言っているように、彼には自分のやったことが引き起こした結果の深刻さが現実のものと認識できていなかったのだろう。よって、スベンが感じていた「びくびく度」はかなり低いと思われる。せいぜい3ポイントくらいにしか評価できないのではないか。

    彼に罪の意識は薄く、実際問題、犯行当時の年齢が18歳未満であり、重い刑罰が課せられることはないだろう。民事での損害賠償がどうなるかは別として(天才でないと言われすぎなのは、彼にしたら後々困ったことになるかも。天才という風評が立っていれば、逆に未来が開けるかもしれないのだが)。


    ■ News Source - IOL - Sci-Tech - Closing in on a dangerous hacker

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    August 16, 2004

    アテネの路上で死亡事故起こしたヨット選手が引き続き出場可

    アテネで、8月15日、イギリス人男性(45)が中心街をの路上を歩いていたところ車にはねられて死亡した。加害者は、なんとデンマーク代表のヨット選手ニコラス・ホルム(23)だった。

    ホルム選手は事故の翌日、地元の裁判所に出頭し、過失致死罪と速度違反を言い渡された。しかし、彼は、引き続き試合に出場することを許された。

    どういう状況で発生したのか(たとえば、歩行者が信号無視したのかとか)がわからないので、何ともいえないが、出場可というのはかなり不思議な気がする。

    日本でも、何年か前に大相撲の闘牙が同じように車の運転中に死亡事故を起こしたことがあるが、あのときは出場を辞退し、しばらく謹慎になったと記憶している。


    ■ News Source: The SUN Newspaper Online - Brit dies in Athens

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    2004 08 16 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

    英国女子トライアスロンチームを救ったダンスウェアデザイナー《ありえる度5》

    swim英国女子トライアスロンチームがシースルー水着を修正した件に関して予想外の反響があり、続報はないものかと英語 Web をいろいろ調べていたところ、続報ではないのだが英国リンカンシャー州の地方ニュースサイトThisIsLincolnshireで「詳報」が見つかった。

    水着の修正に当たった「裁縫師」、実はダンスウェア・デザイナーとして、英国ではそこそこ知られているクリスティン・スペンサーという女性(44歳)だった。ThisIsLincolnshireサイトのSTITCH IN TIME!という記事では、英国女子トライアスロンチームを危機から救った人物として持ち上げている。

    SUN紙はタブロイド紙という性質上、どうしてもこういう話を面白おかしく伝えるので事実から逸脱したりしがちだと思うが、問題の水着、実際にはオリンピック開幕より2週間も前にスペンサーさんのところに送られていた。自国の女子選手に恥をかかせてはならないという意気込みで、彼女は修正に当たったという。つまり、大慌てで修正したのではなく、綿密に修正されたものだと思われる。

    修正後の水着はチームのオフィシャルが自ら着用し、スペンサーさんの自宅でシャワーを浴びて、修正の効果を確認済みだという。急いで修正したから実はやっぱりシースルーなのではないかと期待する向きには残念な結果になるかもしれない(後で述べるような落とし穴があるかもしれないが)。

    スペンサーさんは、最初に水着を手にとって見たとき、少しびっくりしてしまったそうだ。なぜなら、水着の前側は肌に密着する白いライクラで出来ており、少し水に濡らすだけで透き通ってしまうことがわかったからである。

    だけど、女子選手たちを助けることが自分の使命だと思ったそうな。だから寝食も忘れて修正作業に没頭した。シャワーテストで問題がないことがわかると、オフィシャルは大変満足した様子だったという。

    スペンサーさんは、母親が病院の入院着を作っていたことから、4歳で裁縫を始めた。24歳のときに、ダンスウェア会社を立ち上げ、44歳の現在に至る。

    前回のオリンピックのときは、パラリンピックでゴールドメダリストとなったタニ・グレイトンプソンからスポーツウェアのリフォームを依頼された。以来、彼女は英国パラリンピック・チームから多くの依頼を受けてきた。

    英国女子トライアスロンチームは、ミッチェル・ディロンジョディー・スワロージュリー・ディベンスの3名からなる。この3人、パッチ修正完了時には既に試合前調整に入っており、インタビューには答えていない。

    さて、この水着、アディダス社が作成したものだが、シャワーテストすら実施していなかったのだろうか。もし、選手が恥をかくほどの透け透け具合だったとしたら、ちょっとずさんではないか。

    さらに、アディダス製の水着は他国の女子チームも採用しているのではないか。色柄は別として、ほぼ同一仕様の水着を他国女子チームが本番でそのまま使用してしまう「ありえる度」は5ポイントと評価しておこう。

    それともう一つ。オフィシャル(女性じゃないとおかしいが)が修正後の水着を自ら着用してシャワーテストをしたということだが、その人にとって水着がオーバーサイズで密着度が低かったとしたら、あまり透けないはずだ。選手本人に着用させてテストしたわけではないあたり万全とは言えず、本番で意外な結果になる可能性も、「ありえる度」5くらいと評価しておこう。


    ■ News Source: ThisIsLincolnshire - STITCH IN TIME!

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    August 14, 2004

    アンジェリーナ・ジョリーが利用しているスポーツクラブ経営者が盗撮で逮捕《自業自得度10》

    ナミブ砂漠南アフリカ共和国の北西にナミビア共和国という国がある。この国の海岸線に広がるナミブ砂漠は、しばしば映画のロケに使われている。このため、この国にはハリウッドスターがやってきて滞在することが多いのである。

    自分の体を磨くことに余念がないハリウッドスターは、ロケ地にいてもエキササイズの場を求める。ナミビアのリゾート地スワコプムンドには、そんなセレブたちにおあつらえのGenesis Gymnasiumという高級スポーツジムがある。

    Genesis Gymnasiumの最上客は、「トゥームレイダー」で有名なアンジェリーナ・ジョリーである。だが、このスポーツクラブの共同経営者の一人ハインツ・ラウベ(29歳)が先日、盗撮の疑いで逮捕されたのだ。

    盗撮カメラは、更衣室の電燈のソケット部分に仕掛けられていたという。ラウベ容疑者は、こうして撮影したビデオテープを密かに(いや、あるいは堂々と?)売りさばいていた。

    アンジェリーナ ジョリーラウベ自身の手から警察に渡されたビデオテープには、女性が着替えている場面が映し出されている。現時点での警察の発表では、アンジェリーナ・ジョリーが盗撮されていたかどうかは不明とのことだが、現地人の間では、ラウベが盗撮ビジネスに走ったのはアンジェリーナの存在があったからこそだととささやかれている。

    おそらく、真贋はともかく、これからアンジェリーナの盗撮映像と称するファイルがネット上に出没し始めるのではないだろうか。アンジェリーナのファンは、今後の動向に要注意だ。

    ちなみにラウベが今回逮捕されるに至ったのは、ビデオを手に入れた男たちに恐喝されたのが発端だった。彼は自分が恐喝されていることの証拠としてビデオを警察に提出したのである。で、その中身を警察が確認すると、前述したように着替え中の女性の姿が映っていた。

    当然、警察の矛先は彼に向けられ、ラウベ自身がご用となってしまったのだ。もちろん、恐喝した3人の男も既に逮捕されている。

    それにしても、このラウベという男、いくら恐喝されていたとはいえ、自分が犯している罪のことは忘れてしまっていたのだろうか。自分は捕まらないという確信があったのだろうか。こういうのを自業自得というのだろう。本件の自業自得度は満点の10ポイントに相当する。


    ■ News Source: IOL - Africa - Hidden camera in gym lands owner in the dock

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    August 13, 2004

    ソファに体が癒着した超肥満女性死す《はがゆさ10》

    先日、身長160センチで体重約215キロという超肥満女性(39歳)がフロリダの自宅から運び出された。彼女はまったく動けない状態だった。というのも、彼女の体はソファに癒着してしまっていたからだ。

    もちろん、トイレにも行けない状態だった。消防士たちが救出に駆けつけたとき、部屋の中にはひどい悪臭が充満しており、新鮮な空気を部屋に取り入れてからでないと作業できないほどだった。

    皮膚がソファに癒着しているため、ソファごと彼女を救出する必要があり、部屋の壁を壊すほかなかった。彼女は、呼吸困難に陥っており重篤な容態だった。

    彼女はソファごとトレイラーに乗せられ、病院に運ばれた。外科医の手により、彼女の皮膚がソファの布から分離されたが、まもなく彼女は息絶えた。

    彼女の56歳の夫は、「妻がカウチから引き起こしてくれと言わなかったから、そのままにしていた」と述べているが、彼女はなんと6年間もソファの上にいたのである。

    このネコも肥満でソファから動きづらいようだが・・・警察は、夫が妻をネグレクトしていた可能性があるとして取調べを進めている。日本でも最近、親が子供を「ネグレクト」ないしは虐待して死なせるという事件が続発している。その場合、子供は栄養失調でやせ衰えて衰弱死することが多い。

    だが、このケースは、女性が215キロの体重を維持していたわけで、夫がまめに食事を与えていたことは間違いないだろう。よほど頻繁に食事を与えない限り、彼女は徐々に体重が減り、ソファから離脱できていたはずだ。

    彼女としては、少なくとも心の一部分では、さぞかし歯がゆい思いがしていたのではないだろうか。異常な食欲を満たすことだけに徹してソファの上で6年も生きていたのだ。夫は自分の要求に応えてちゃんと食事を与えてくれる。だが、ソファからまったく動けず食べては寝る生活が延々と続く。そのうち、自分の身体がソファに癒着してしまう。トイレにもいけず、垂れ流し状態になる。

    このような悪循環から抜け出せない人が自分自身に対して感じる「はがゆさ」こそが究極の「はがゆさ」ではないかと思われる。よって本件の「はがゆさ」は満点の10に値する。


    ■ News source: The SUN Newspaper Online - Fat lady on sofa for 6 yrs

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    August 12, 2004

    速報:シベリア ツングースで宇宙船の残骸発見?

    Interfaxが8月11日に伝えたところによると、ロシアの科学者がシベリアのツングースクで異星人の装置(宇宙船か?)の残骸を発見したらしい。ツングースクは、1908年にナゾの大爆発が起きたことで知られ、隕石が落下したためだというのがこれまでの定説だった。

    科学者たちは、何らかの装置の残骸とおぼしきものと共に50キログラムの岩も発見しており、シベリアのカラスノヤルスク市に分析のため送り届けたという。

    詳しい続報を待ちたいところだ。

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    英国女子トライアスロンチームがシースルー水着を修正《びくびく度1》

    ライクラ使用のトライアスロン用スイムスーツオリンピック参加のイギリス女子トライアスロン チームの水着に問題があることが分かり、急遽修正した。肌に密着するライクラ(ポリウレタン弾性繊維)製のその水着、陸上で着用した直後は分からないのだが、いったん水分を含むと「何もかも見えてしまう」という。

    そのままレースに出てしまうと、スイムを終えて上がってきた女子選手がシースルー状態で観衆の目にさらされることになり、トライアスロン (triathlon) どころか「アイアスロン(eye-athlon)」になってしまうと SUN 紙が揶揄している。

    この問題への対策として、裁縫師が大急ぎで水着の胸の部分にライクラのパッチを縫い付けたとのこと。ほかの部分については修正を加えていない模様。

    ちゃんと対策できているかどうかにひとかどならぬ関心のある方は、女子トライアスロン(8月25日)をお見逃しなく。

    しかし、この修正、現場の選手から苦情があったから直したというよりは、運営側の配慮のようである。選手にしたらレースに必死なのだから、透けているのではないかとびくびくしたりはしないだろう。それどころじゃないって感じ。よって、透けていたらどうしようと気にする「びくびく度」は最低点の1と思われる。

    イギリス人はこういうことをわりと気にするようだが、ドイツ人なんかは過去の例を見ても平気っぽい。また、これは泳いだ後、陸上に上がって自転車に乗り込むトライアスロンだからこそ取られた対策かもしれない。

    ちなみに、筆者は大昔、10代のころ競泳をしていたが、その当時ですら女子競泳着(特に淡色系や緑系)は透けて見えるものだった。そういうものだと思っていたし、ストイックな若者?だったので別に何とも思わなかったぞ。

    本来、人間の闘争心や性的欲望を昇華させるのがスポーツの役割だったようにも思う。ワールドカップ参加のサッカーチームの監督が禁欲令を出したりするのも、そのへんに根がありそうだ。まあしかし、新体操やシンクロなど、1980年代以降は、性的アピールが加味されたスポーツも増えてきた。

    【8月14日付記】

    この記事に予想外の大反響。女性アスリートの肉体美に惹かれる男性が多いからにちがいないということにしておこう。

    ネタ元の英国SUN紙には、有名女子選手数名を選りすぐって、セクシーフォト付きで5段階評価する記事が掲載されている。見たい人は、ここをクリック。

    【8月16日付記】

    この件に関する「詳報」を当ブログに追加しました。ここをクリック。


    ■ News Source: The SUN Newspaper Online - Girls in Games eye-athlon

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    車を盗んで運転した9歳児の事情《けなげさ7》(こうさぎ)

    きょう火星にこうさぎ棲息は、水準へサービスすればよかった?
    実はきょうは、ジャスパーに評点に)された!
    実はmiccckeyの、訪問した。
    実はきょうmiccckeyで、トイレも(した。
    貧乏。

    *このエントリは、こうさぎの「火星にこうさぎ棲息」が書きました。

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    August 11, 2004

    カバンの広告が盗みを奨励?《まぎらわしさ5》

    expandable luggage英国のカバンメーカーTripp社は、必要に応じて容積を大きくできる旅行カバンを販売しているのだが、その製品の広告が過激すぎた。英国の広告審査機関Advertising Standards Authority (日本で言えばJAROにあたる)は、犯罪行為を奨励しているとして問題の広告の掲載を禁止する処置をとった。

    Now you can steal the bathrobe as well as the toiletrie.
    (バス用品だけじゃなくてバスローブもパクっちゃえます)

    Advertising Standards Authority は、この広告に関して、洒落で言っているのはわかるが、ホテルの客室備品を持ち帰ることが悪いことではないかのような印象を与えてしまうと述べている。

    しかしながら、この広告が犯罪教唆であるかのように取違えられる「まぎらわしさ」は、あえて5ポイントと評価しよう。なぜなら、この広告が人々の目に入ろうが入るまいが、カバンの容積を大きくできようができまいが、ホテルの備品をくすねる行為については、世界中どの国に行っても罪の意識が薄いのが実情だからだ。

    そういえば、昔、筆者が南アのヨハネスブルグで暮らしていたときの話だが、現地に新しく出来たきれいなホテルで、備え付けのテレビが宿泊客によって盗まれる事件が多発していた。バスローブならまだしも、テレビみたいなかさばるものをどうやってばれずに持ち帰るのかというと、チェックアウト前に何食わぬ顔をして、駐車場に停めてある自分の車まで運んでしまうらしかった。さすがにそこまで行くと、確信犯だろうけど。


    ■ News source: The SUN Newspaper Online - Suitcase ad Tripps up

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    脱落者が出るまでは無料で飲めるパブ《びくびく度8》

    パブ店内風景なぜかアルゼンチン発の話が続いてしまうが、アルゼンチンのキルメスで営業しているエル・ボスクというパブは、開店後、ある条件が成立するまでの間は御代をいただかないというサービスで話題を呼んでいる。

    開店時間に合わせて店に入ると、空っぽのグラスが出される。好きな酒を頼めば、そこに注いでくれる。お代わりし放題である。しかも無料なのだ。

    ただし、客の誰か一人が最初にトイレに入ってしまうと、赤いライトが店内に輝く。それ以降は、本来の有料パブに戻る。

    いくらトイレに行きたくても我慢しないと、店内のほかの客全員に迷惑をかけてしまう。酒をただでガンガン飲みたいという欲望を満たしてくれる一方で、体内にたまった水分を排泄したいという欲求をとことんまで抑圧しないといけないのだ。

    最初の脱落者がトイレから出てくると、全員の視線がその人に集まり、店内にはブーイングと罵声の嵐が巻き起こるという。

    しかしまあ、かすかな尿意を覚えるだけでも、自分が最初の脱落者になるのではないかと、びくびくしてしまわないだろうか。尿意でも痛みでも痒さでも気にしだすと逆に増幅されてしまうということがある。

    酒を飲むとやたらとトイレが近くなる人の場合、こんな店に行ったら、びくびく度8ポイントに相当するだろう。満点より2ポイント少ないのは、ほかの客全員が遊び心を持ってこれに参加しているという前提による。

    ところが現実には、こういう遊びにマジになりすぎてしまう人がいたりしがちだ。このパブでも、その危険性はないのだろうか。最初の脱落者が暴力にさらされるようなことがなければいいが。


    ■ News source: Free drink promotion has toilet twist

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    August 09, 2004

    生活苦のためイチモツの買い手を探している男性《けなげさ2》

    33歳のルーマニア人男性コンスタンチン・ドゥグランさんは、自分のペニスを売りに出す決心を固めた。彼は、自分の両親に会ったこともなく、弟たちを養いながら貧乏暮らしを強いられている。お金がないことに比べたら、ペニスがなくなることで生じるあらゆる不便の方がまだましだという。

    移植手術中コンスタンチンさんは新聞社の取材に対し、自分の意思を次のように伝えている。

    「自分はもうペニスは要らないが、ペニスを必要としている人がどこかにいるはずです。この前、医者が患者のペニスを切断した事件のことをテレビで見ました。あの患者が私のペニスを購入しようと考えてくれるかもしれません。本当にペニスの移植手術が可能かどうかはよく知らないのですが、生活を改善できるならペニスを引き換えにする決意はできています。」

    コンスタンチンさんは、数年前にも片方の腎臓と片目を売る話がまとまりかけていたのだが、相手の気が変わったので取りやめになったそうだ。

    人体部品ビジネス―「臓器」...講談社選書メチエ (169)そこまでして弟たちを養っていこうとは、なんとけなげな男だろうか・・・とは決して感じられない話である。本件の「けなげさ」は、弟たちへの彼の愛情を斟酌したとしても2ポイントくらいにしか評価できない。

    なぜなら、彼のけなげさを高く評価してしまうと、フィリピンやインドなどで行われている臓器売買を肯定してしまうことになりかねない。フィリピンでは、生活苦のため、腎臓など自分の臓器を売る人が後を立たず、臓器売買ブローカーが暗躍していると言われている。もちろん、これはフィリピンの法律でも違法行為である。

    【フィリピンにおける臓器売買関連リンク】

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    ■ News source: Ananova - Romanian selling his penis

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    August 07, 2004

    崖に引っかかったグライダーを救出、市民の喝采を浴びるはずが...《はがゆさ7》

    英国クリーブランド州の海岸で、北海を臨む崖の途中にグライダーがかろうじて引っかかっているのが発見され、2名の刑事、12名の海岸警備隊員、4名の救助艇乗組員からなる緊急救助チームが現場に出動。

    ゲリー・ピアソンとマイケル・タカクスの2名の警備隊員が崖の上からザイルで懸垂下降し、見事グライダーの救出回収に成功した。誰も救助してはいない。単にグライダーを手で回収しただけである。グライダーに人が乗っていないことは最初からわかっていた。

    バルサ材で出来たグライダー今回の救助作戦には、約100万円のコストが費やされた。せいぜい4000円程度しかしない、バルサ材で出来た玩具のグライダーを救出するためにである。しかも、グライダーの持ち主から回収要請があったわけでもない。

    彼らの上官たちも今回の作戦成功をほめたたえ、それに要したコストについても「だって、子供があれを取ろうとして崖をよじ登ったりしたら危険だと思いませんか」と正当性を主張した。

    当然のことながら、一般市民からはブーイングの嵐。「公金を無駄遣いするな」「その最中に別の場所で人命にかかわる緊急事態が発生したらどうするつもりだったのだ」

    実際、ブーイングを受けることくらい彼らも予想していて当然に見えるが、おそらく市民が自分たちの洒落を分かってくれて、心温まる話だと共感を呼び、拍手喝さいを浴びるという独りよがりなストーリー展開しか描けていなかったのだろう。

    しかし、当局内部にも、浮かれた連中の先走りをはがゆい思いで見ていた人が必ずいるはずだ。その「はがゆさ」は、7ポイントくらいに相当しそうだ。

    【付記】

    夕刊フジBLOGには、「真夏のスーツをやめてポロシャツにしたら得意先が猛烈クレーム」という失敗談が掲載されている。内輪では支持が高くても、外部の人から見ると非常識すぎることを計画して実行に移してしまったわけである。グライダー救出作戦と相通じるところがあると思う。ちょっと考えれば結果が見えるはずなのに気づかずに突っ走ってしまう人たちは決して少なくない。自分たちもそうならないように気をつけようではないか。


    ■ News source: The SUN Newspaper Online - 999 drama to save toy

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    車を盗んで運転した9歳児の事情《けなげさ7》

    アルゼンチンのルフィノという街で、外から運転者の姿が見えない自動車が自走しているのが目撃された。目撃者は、リモコンで操作されているのではないかと思ったそうだ。

    実は9歳児が車を運転していた。米国など、先進諸国でも、幼い子供が親の目を盗んで自動車を運転したとかでニュースになったりするが、それとはまったく事情が異る。

    彼は、親から捨てられて路上で暮らしている大勢の子供のうちの一人だった。盗んだ車を運転して親戚の家まで行き、かくまってもらうつもりだった。

    だが、外から姿が見えないということは、彼からも外が見えないことを意味していた。さすがにその状態での運転には無理があり、結局、街路樹に衝突してしまった。車を乗り捨てた後、まもなく彼は警察に身柄を確保された。

    ストリートチルドレン盗難を働いたとはいえ、この少年のけなげさは7ポイントくらいに評価してもいいのではないか。わずか9歳の少年である。車の運転操作や交通法規も知らなければ、親戚の家までの地理だって定かではなかっだろう。それでも、彼は今の状況から抜け出す方法を自分なりに考え出したのだろうから。

    親から捨てられ都市の路上で暮らしている子供たち (ストリートチルドレン) は、全世界に3000万人から1億人はいると言われている。

    ストリートチルドレン問題に関心がおありなら、下記リンク集をご覧になることをお奨めしたい。

    リンク集「ストリートチルドレンを考える会」


    ■ News source: Ananova - Nine-year-old steals car

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    August 06, 2004

    自分の皮下脂肪をアートに変える女性芸術家《ありがた迷惑さ6》

    ブエノスアイレスの町並みアルゼンチンの女性彫刻家ニコラ・コンスタンティーノ (Nicola Constantino) さんは、Take a Shower with Me (私と一緒にシャワーを浴びて) と題する個展をブエノスアイレスで開いている。この個展の目玉は、人間の脂肪で出来た彫塑作品。

    素材の脂肪は、脂肪吸引により彼女自身の皮下から取り出されたもの。

    ニコラさん (1964年生まれ) は、2キロ分の脂肪を2体の裸婦像に生まれ変わらせた。それぞれ、お値段は日本円で5万円ほど。

    個展会場では、同じく彼女の皮下脂肪から作り出された100個の石鹸も販売されている。

    「肉体と消費文化。それが私の作品に一貫するテーマよ」とニコラさんは自慢げに言う。「不快感を覚える人もいることはわかっていますわ。でも、この石鹸には、皆さんのセクシャリティとエロチシズムを呼び覚ます効果があります。私と体を触れ合わせることができるのですから」

    はあ。そうですか。別に貴女の脂肪と触れ合いたくないんですけど。ありがた迷惑なんですけど。筆者に限らず、おそらく、このブログを閲覧されている皆さんの大多数もそう感じるはず。

    ま、本件の「ありがた迷惑さ」は、別に海の向うの話しだし、実害もなく、笑いのネタを提供してくれる分を差し引いて、6ポイントくらいに評価しておこう。

    ちなみに、彼女の作品の1つを紹介しておこう。ここをクリックすると、ブタの彫刻らしきものの写真が表示される。これも彼女の皮下脂肪が原材料なのかどうかは、参照先Webサイトに記載がなく不明だが、なんだかそれっぽい。


    ■ News source: Ananova - Artist sculpts with own fat

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    猫が大西洋を泳ぎきった?《ありえる度1》

    英国オックスフォードでは、一匹の迷い猫をめぐるミステリーが話題になっている。緑がかった瞳にちなんでジャスパー (Jasperは人名としても使われるが「碧玉」の意味もある) というあだ名をつけられたその牡猫は、野良猫ではなく迷い猫である。というのも、ジャスパーにはマイクロチップが埋め込まれていたからだ。

    マイクロチップをスキャンしたところ、ジャスパーは米国でペット登録されていたことが判明した。米国から英国まで、どのようにしてたどり着いたのかは誰も知らない。米国内での飼主は特定できていない(何のための識別チップなのかと突っ込みたくなるが)。この猫のことを知っている人が現れるかどうか。

    ジャスパーくん

    現在ジャスパーを保護している王立動物虐待防止協会 (RSPCA: Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals) のダグ デビドソン氏は、ジャスパーがどのようにして米国から英国にやってきたかに関しては、3 つの仮説が考えられるという。

    1. ジャスパーは泳ぎが得意で大西洋を米国から英国まで泳ぎきった。
    2. オックスフォードに住んでいる米国人がジャスパーの飼主である。
    3. 米国で暮らしていた英国人が現地でジャスパーを登録した後、彼を連れて帰国した。

    だが、仮説2または3が真実であったとしたら、何の面白みもない話ではないか。しかも、この2つの仮説のどちらかが正しい「ありえる度」は、8ポイントくらいありそうだ。

    仮説1(太平洋を泳ぎきった)の「ありえる度」は、最低点の1 (ありえない) だと思うが、もっとほかの可能性もありそうだ。筆者の仮説は次のとおり。

    ジャスパーはもともと米国の港湾都市で飼われていたが、あるとき停泊中の船に迷い込んでしまい、そのまま英国まで運ばれてきた。この場合、必ず船内でジャスパーにエサと寝場所をこっそり与えていた人物がいたと思われる。その人物が自分の暮らしているオックスフォードまでジャスパーを連れて来たのである。

    なおペット識別用のマイクロチップについては、下記Webページに分かりやすい説明がある。


    ■ News source: Ananova - Stray American cat 'found wandering in Oxford'

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    August 05, 2004

    ニセ卵でペンギンをだまくらかす《まぎらわしさ10》

    特に女性に多い気がするのだが、ペンギンが鳥類だと知らない人にたまに遭遇する。ペンギンといえば、南極の生き物だと決め付けている人はもっと多い。実は、ペンギンは雪や氷のない場所にも生息している。その一種がアフリカペンギン(ケープペンギン)である。

    ダーゼン島のペンギンたち南アフリカ共和国のウエスタン ケープ地方では、エコツーリズムが重要な産業の1つになっている。ウエスタン ケープ沖のダーゼン島には、アフリカペンギンの3分の1が住み着いている。この島も、最近になって観光客に門戸が開かれた。

    エコツーリズムのスローガンがどうであれ、アフリカペンギンたちが多数の観光客の脅威にさらされることに違いはない。そこで、ケータウン大学では、人間が営巣地に接近することにより、ペンギンたちにどのような影響が生じるかを計測するための実験を行った。

    調査チームは、ペンギンたちをニセモノの卵でだまくらかすことにした。この卵には、心拍数を測定するセンサーが内蔵されており、そのデータが無線で発信される。中で雛が発育中の卵をこのニセモノ卵と摩り替えてしまうのだ。

    もちろん、調査の間、ホンモノの卵は、中の雛が正常に発育できるように孵卵器に保管された。実験の対象となったアフリカペンギンたちは、何も知らずにニセモノ卵を抱き続けるのである。

    ペンギンたちにとって、ニセ卵のまぎらわしさは、どうやら満点の10ポイントに相当するようだ。

    ちなみに、彼らは、ごく短時間であれば、貝殻や石を卵だと思い込んで幸せそうに抱いていることがあるらしい。「犬より利口」説まで出ているカラスのような賢い鳥もいるが、アフリカペンギンたちはあまり利口ではないようだ。

    さて、樹上や崖などに営巣する鳥に比べ、地上で卵を孵す鳥は、巣にあまり執着しない傾向があるらしい。アフリカペンギンもその例に漏れない。

    卵を抱いているペンギンのほとんどは、人間が接近すると緊張状態になる。人間が半径5メートル以内まで近づくと、攻撃的な挙動を示す。首を回して、ビーズ玉のような目で人間をにらみつけるのだ。

    しかし、人間に飛び掛ってきたりはしない。それ以上人間が近づくと、巣から逃げ出してしまったりする。ニセ卵に内蔵された心拍計によると、人間が接近してくると、すぐに心拍数が上がる。個体によっては、心拍数が2倍にもなる。

    逃げ出してしまったペンギンは、ほとんどの場合、数分後に戻ってくるが、永久に巣を放棄してしまうペンギンもいる。これは大きな問題だ。後に残された卵は孵化しないか、孵化しても餓死するかのどちらかになるのだから。

    ケープタウン大学の調査チームは、この実験の結果に基づいて、観光客がアフリカペンギンの営巣地に接近することに適度な制限をかけるためのガイドライン草案を作成中である。

    ところで、人間がペンギンにとって脅威になるのは、今に始まったことではない。南アフリカに白人が入植していった時代には、ペンギンが入植者の胃袋を満たしていた。19世紀に入ると、ペンギン肉の塩漬けが船乗りたちに重宝されるようになった。

    1940年代になっても、ペンギンは「海の幸」の1つとして好んで食されていた。当時の料理本には、ペンギンの肉を酢の中に一晩寝かせた後、シチューにするなどのレシピが書かれている。

    ぼくを食べないでよ!ペンギンの卵もなかなかのご馳走だったそうだ。唐辛子を加えてスクランブルエッグにした上でカレーに入れたり、30分間ゆでるなどのレシピが記されている。

    現代では、卵を含めてペンギンを食用にすることは禁じられているが、ペンギンの卵を食べたことのある老人たちは、白身が緑色のゼリー状になるまで茹でたペンギンの卵は、とても美味だったと懐かしむ。魚ばかり食べているとはいえ、決して魚臭くはなかったそうだ。


    ■ News source: IOL - "Egg-sperts tune in to African penguins" (August 01 2004 at 12:20PM)

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    August 04, 2004

    夫がチェーンソーと共に落下、妻を斬首《むごたらしさ10》

    あなたは台所で料理をしている。なべを火にかけようとして、まな板の上に包丁を置く。そのとき、あなたの幼い子供がキッチンに近づいてくる。あなたはやけどしそうになって、飛び上がり、まな板をひっくり返す。まな板の上の包丁が子供に突き刺さる。

    あるいは、あなたが街中を歩いているときに、フェンスを張り巡らした工事現場に差し掛かる。クレーン車が横付けしていて、鉄骨を建造中の建物に吊り上げている。ガードマンが通路を指示するが、突然クレーン車が揺れ、鉄骨があなたの頭上に落下してくる。

    そんなことばかり考えていたらキリがない。そう思うでしょ?

    英国サウス イースト ロンドンで愛妻と暮らす50代のAさんもまさか、そんなことになるなんて予想だにしていなかった。妻がガーデニングにいそしんでいるそばで、彼は木にハシゴをかけた。

    そして、かなり重いチェーンソーを携えて、無駄な枝を切り取る作業に取り掛かった。妻はハシゴの下で草花の手入れをしている。

    まさか彼は自分がハシゴから落下するとは思っていなかった。だが思ったよりバランスをとりづらく、ハシゴから足を踏み外した彼はチェーンソーもろとも落下してしまった。妻の頭上に。

    チェーンソー

    作動したままのチェーンソーは妻の首から頭部を直撃した。悲惨な結果が待っていた。妻の頭部は胴体から一刀両断に切り離されてしまったのだ。

    Aさんは精神錯乱状態になり、病院に収容されている。隣人たちも、仲睦まじい夫婦だったと証言している。いつも二人で仲良くガーデニングにいそしんでいた。警察も、事件性はないと見ている。

    しかし、この状況から判断するに、チェーンソーが妻の頭上に落下してしまう「ありえる度」は皆無ではなく、2ポイントくらいあったのではないか。さらに、仮に妻の頭上にチェーンソーを落としてしまった場合に妻が死んでしまう「ありえる度」は8ポイント以上あったはずだ。

    ともあれ、本件が妻にとっても、Aさんにとっても悲惨な出来事であったことに変わりはない。その「むごたらしさ」は、満点の10ポイントに相当する。


    ■News source: The SUN Newspaper Online - Fall man decapitated wife

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    August 03, 2004

    「なんでも○点」共通テーマ《まぎらわしさ4》

    livedooor Blog 入り口ページのジャーナリズムカテゴリを開くと、当ブログの「なんでも評点」という名前によく似た名前の共通テーマがいくつも表示される。これらは、「なんでも評点」筆者が作成したものではなく、「なんでも評点」とは現在のところ何の関係もないことをお断りしておきたい。8月3日正午現在で、以下のものが見つかる。

    ま、個人的には「なんでも汚点」のネーミングが一番面白いと思う(笑)。しかしながら、現時点では「なんでも氷点」に1件だけ記事の登録があるだけで、ほかの共通テーマは空っぽだ。

    猫やっぱり作成した人に率先して書き込んでもらいたいものだ。誰だかばれそうだから、最初に書き込むのは差し控えているのかもしれないが・・・・

    これらの共通テーマ名の「まぎらわしさ」は、4ポイントくらいと低めに評価しておこう。筆者が作成したかのように誤解される「まぎらわしさ」が懸念されるとはいえ、名前が似ていること自体は不可抗力だからである。しかも筆者は洒落の分からない人間ではない。

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    August 02, 2004

    麻薬犬の死《けなげさ6》

    犬と猫、どちらが好きと聞かれて、人の答えはさまざまだ。犬と猫、決定的に違う点が1つ。猫は人間のために命を投げ出したりしないが、犬は人間のために死ねる生き物だ。猫が人を殺した話は赤ん坊が犠牲になった数少ない例以外聞いたことがないが、犬が人を殺すことは珍しくないという逆説はさておいて・・・

    命がけで人間の手助けをする犬といえば、警察犬がまず思い浮かぶだろう。だが、警察犬のなかでも、麻薬捜査犬は、嗅覚で麻薬を探知するのが仕事なので「殉職」することはないように思える。

    ところが、身体能力や忠実さよりも鋭敏な嗅覚を買われて働く麻薬犬にも死のリスクがある。有毒物を体内に吸い込んでしまうことがあるのだ。

    トッドと同種のスプリンガースパニエル犬英国プレストン発のお話。ある日のこと、麻薬犬のトッドとパートナーのロジャー ムーア (007俳優と同姓同名だが別人) は、不審な車両とその周辺の捜索に出動した。湿気の多い日だった。

    スプリンガースパニエル犬のトッドは、いつものようにきびきびと捜索を開始した。が、しばらく捜索を続けているうち、ロジャーはトッドの息がいつもより荒く、集中力を失っていることに気づいた。トッドに水を与えてみたが、ますます具合が悪くなっていく。

    そしてついには、トッドの体が痙攣し始めた。車に乗せ、獣医のもとに駆けつけたところ、覚せい剤アンフェタミンを過剰摂取したときの症状を示しているという。

    リバプール大学病院の動物用集中治療室に運び込まれたが、11時間後にトッドは息絶えた。

    ロジャーの妻も子供も、泣き叫んで悲嘆にくれた。麻薬犬のトッドだが警察署で暮らしていたのではなく、非番のときはロジャーの家族の一員として暮らしてきたのだ。

    無心に人の役に立って生きてきたトッドの「けなげさ」は、6ポイントと評価しよう。ポイントが低いと思われるかもしれないが、同じように命がけで人間に尽くしている犬は、世界中にたくさんいるのだ。不幸な死を迎えたからといって、トッドだけを特別扱いにはできない。

    それに引き換え、猫が直接的に人の役に立つことはほとんどない。人のために進んで何かをする猫というものを見たことがないぞ。だけど、筆者は犬よりも猫の方が好きだったりする。

    ところが「警察猫」も存在するらしい。「フリー素材と猫★にゃんだふるきゃっつ!」というWebサイト(猫や動物テーマのフリー素材が公開されている)で、ロシア南部で活躍していた捨て猫出身のルーシクという警察猫が「殉死」したという記事を発見。キャビアの密輸を阻止するために、犬よりはるかに劣るはずの嗅覚を活かしていたらしい。

    上記サイトからダウンロードした無料素材の1つこの日ルーシク君は、カスピ海からの密輸ルートに設けられた検問所で勤務に就 いていました。バスの荷物の中に密漁されたチョウザメやキャビアがないかどうかのチェックを終えたところを、急発進した後続の車が、ルーシク君をはね、逃げたとのこと。 警察は、密輸の発覚を恐れた密漁者の犯行の可能性が高いとみています。 (上記サイトより一部引用)

    ほかのソースでも調べたところ、ルーシクは、押収されたチョウザメを食べて育ったためか、警察犬をしのぐほどチョウザメやキャビアの匂いに敏感になったらしい。だが、彼が無心でキャビアを捜索していたかというと、疑問符が付く。あくまで想像だが、押収したキャビアにありつきたい一心でキャビア探しに熱中していたのではないか。

    だが、トッドは自分のためではなく、人間を喜ばせたいがため麻薬捜索に命をささげたのだ。


    ■ News Source: The SUN Newspaper Online - Sniffer dog killed by drugs

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